樽見鉄道

2006年春・機関車牽引列車最後の春

 樽見鉄道の客車列車と貨物列車の最後の春。

 客車列車の末期は14系2両編成をTDEが牽いていましたが,一足早い3月4日(土)が最終日となりました。 残念ながら,桜ダイヤ以外の通学列車としての客車列車の姿を記録することはできませんでした。

 客車列車最終日の翌日,3月5日(日)に東京からの「ムーンライトながら」で早朝に大垣着。本巣へ向かいます。 本巣駅の側線には営業を終了した14系客車2両と並んでセメントタキ26両編成が留置されています。 これで貨物列車が運転されることを確認できました。しかもこの長さなら確実に重連です。

 駅横の機関区に留置されていたTDE11 3とTDE10 5の大垣寄り前面にそれぞれ「惜別貨物列車」・「さようなら貨物列車」のヘッドマークが掲出されているのを発見。 密かに期待していたことが現実のものとなっていて来た甲斐がありました。

本巣駅で待機中のセメントタキと留置中の14系客車
本巣駅で待機中のセメントタキと留置中の14系客車

 今回は本巣駅の南方でヘッドマーク付552レを捉えました。 前年夏・冬とは場所を変ましたが,雰囲気はあまり変わりませんね。 でも今回はヘッドマークが彩りを与えてくれます。

ヘッドマーク付TDE重連+セメントタキ
ヘッドマーク付TDE重連+セメントタキ

 日曜日の返しは荷が無い筈なので,タキをJR貨物5974レに引き継ぐ様子を見るために大垣まで戻ります。

 大垣に着いたときにはすでにTDE重連は切り離されて7番線で,タキ26両はその隣の側線で待機中。 5973レのスジで新更新色EF66の41号機が単機で到着します。 一旦,5番線に到着後に入換運転でタキに連結。

 その後,TDE重連が551レのスジで本巣へ帰って行きます。 樽見鉄道レールバスとTDE,そしてJR貨物のカマが,このように大垣で1枚の写真の中に納まるのも間もなく見られなくなる光景となってしまいます。

樽見鉄道レールバスとJR貨物EF66の横を樽見鉄道TDE重連が出発
大垣駅

 5974レ出発時刻が近くなったところでいったん5番線へ入換。そして稲沢へ向かいます。

JR貨物EF66牽引の5974レが出発
EF66+セメントタキ

2006/03/22 新設
樽見鉄道   アルバム   神戸鉄道資料館