113系・115系 履歴

110km/h運転対応（1992〜1995年）

　1992年3月14日からＪＲ神戸・京都線快速を110km/h運転を行うに当たり，関係する113系が110km/h対応（蛇行動防止）改造された。 改造された113系には車番が+5000に改番された。さらに，6両編成などMT比率が高い編成に組み込まれるモハにはブレーキてこ比が変更改造が行われて改番もされた。 改番パターンは113系・115系（概要）のページへ！ これらの改造は，1991年11月からＪＲ神戸線・ＪＲ京都線に運用される車両から行われ，最終的には1993年1月に嵯峨野線・阪和線関係の車両も含めて終了した。

　一方，宮原電車区の117系が4両編成で転出，および117系モハユニットを115系3500番代化改造して岡山電車区または広島運転所へ転出した。 その交換で115系が岡山電車区から網干電車区に転入，玉突きで113系一部が網干電車区から宮原電車区へ転属した。 115系の転入の際には113系と同様に110km/h対応などの改造が行われている。

　これらの車両改造と転属の過程で大量かつ複雑に各区所間での車両の貸出・借入が行われた。

網干電車区（本ホシ→神ホシ）

　東海道・山陽 本線で快速として，7両編成と4両編成を組み合わせて7両・8両・11両・12両編成で運用されている。
　岡山電車区から115系が転入して編成パターンが増えたが，113系と共通運用である。また，多数の比較的新しい113系が宮原電車区へ転出している。

K編成

←上り方
搭載機器		R	MG Cp		R	MG Cp	Cp
番代	5000/7100	5000/7000	5000/7000	5000/7000	5000/7000	5000/7000	5300/7000
←上り方
搭載機器	R	MG Cp	R	MG Cp	R	MG Cp
番代	6500/5800	6500/5800	6500	6500	6500	6500	6000/5300
←上り方
搭載機器		R	MG Cp		R	MG Cp	Cp
番代	5300	5300	7000	7000	5000	5000	5300

F編成

←上り方
搭載機器		R	MG Cp	Cp
番代	5000/7100	5000/7000	5000/7000	5300/7000
←上り方
搭載機器		R	MG Cp
番代	6100	6000	6000	6000
←上り方
搭載機器	R	MG Cp
番代	6500	6500	5800	6000

搭載機器・・・R:抵抗制御，MG:補助電源，Cp:コンプレッサ

宮原電車区（本ミハ→大ミハ）

　117系が転出した代わりに113系が網干電車区から転入した。
　5700/7700番代はおもに湖西線および草津線で運用されていたが，東海道・山陽の快速にも充当される運用もあった。 新たに転入した0/2000番代は東海道・山陽の快速に充当されている。
　5700/7700番代は基本的に編成単位で管理されていたようで，4両編成の車番末尾は新製時から揃えられたままで推移している。
　一部のモハ112（編成中1両）のパンタグラフが増設されて2台になっている。

S編成（6両）S01〜（湖西線・草津線）

←上り方
搭載機器		R	MG Cp	R	MG Cp	Cp
番代	5700	5750	5750	5750	5750	5750

S編成（6両）S31〜（ＪＲ神戸・京都線）

←上り方
搭載機器		R	MG Cp	R	MG Cp	Cp
番代	5000/7100	6000/7500	6000/7500	6000/7500	6000/7500	5300/7000

S編成（6両）S07〜（湖西線・草津線）

←上り方
搭載機器		R	MG Cp	Cp
番代	5700	5700	5700	5750
	7700	7700/5700	7700/5700	7750

向日町運転所（本ムコ→京ムコ）

　おもに山陰本線京都〜園部（嵯峨野線）で運用されている。
　一部のモハ112のパンタグラフが増設されて2台になっている。また，1992年11月から1994年7月にかけて押しボタン式半自動ドア化改造が行われている。

C編成

←上り方
搭載機器		R	MG Cp	Cp
番代	7100	7000	7000	7000

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