201系

スカイブルー201系

201系(概要)

201系 編成表

概要

 201系はサイリスタチョッパ制御車として国鉄時代の1978年に10両が試作され,関東地区中央快速線で営業運転をはじめた。 1981年から量産が開始され,同じく関東地区中央快速線の101系の置き換え用として投入された後, 関西地区にも東海道・山陽線緩行(普通)の103系の一部の置き換え用として201系7両編成が投入された。

 東海道・山陽線へは,1982〜1983年に高槻電車区へ,1983〜1985年に明石電車区に投入され, 合計32編成となって昼間の普通がすべて201系に統一されてスピードアップが図られた。

 後半に増備された車両はコストダウンが図られているが,外観上は車番が切り抜き式からペンキになった程度であるが, 客室側面窓はバランサ付上段下降・下段上昇式から103系と同じ上下段上昇式に変更された。

 その後,高槻電車区所属だった201系が1986年3月3日ダイヤ改正時に明石電車区に転属し,全車が明石電車区に集結した。 2001年4月に網干総合車両所の発足にともない201系も網干総合車両所明石支所(標記は神ホシ)所属となった。

 最終的に運用区間は,東海道・山陽(琵琶湖・JR京都・JR神戸)線 草津〜加古川のほか,福知山(JR宝塚)線 新三田,湖西線 堅田まで足を伸ばしている。

 321系の新製に伴い,現在は全車が森ノ宮電車区と奈良電車区に転属し,大阪環状線,大和路線,おおさか東線で運用されている。

ベンチレーター撤去

ベンチレーターが撤去された201系  2002年夏以降,ベンチレーターが撤去されつつある。

2002/08/10追記

リニューアル車

201系リニューアル車  2003年から編成単位で順次リニューアル工事が施工されている。(第1編成が11月に出場) 改造内容は103系のリニューアル車に準じており,すっきりした側面となっている。

2004/01/17追記

強化型スカート車

 2005年春から,前面スカートを上下方向に拡大して強化型スカートとする改造が施工されている。 201系にはスカートに車番が記されており,最近の検査またはリニューアル工事出場時にはJR西日本独自の書体となっていたが, スカートを強化型にするさいには旧字体に戻っている。

スカートの変化
従来型スカート車と強化型スカート車
従来型スカートの201系 強化型スカートの201系
201系スカートの新旧比較
2005/04/17追加,2005/04/19写真差替・追加

編成

 関西地区の201系は新製時から7両固定編成である。 阪神大震災後の一部区間不通時以外は編成も全然変わらなかった。

←上り方 クハ201 モハ201 モハ200 サハ201 モハ201 モハ200 クハ200
搭載機器ChMG CpChMG Cp
番代0000000

搭載機器・・・Ch:チョッパ制御装置,MG:補助電源,Cp:コンプレッサ

阪神大震災後の一部区間不通時の編成

 阪神大震災後の一部区間不通時には一部の編成でサハを組替えて6両編成と8両編成に組成し, 6両編成を2本併結して12両編成で快速として灘以西で運用された。

←上り方 クハ201 モハ201 モハ200 サハ201 サハ201 モハ201 モハ200 クハ200 普通
搭載機器ChMG CpChMG Cp
番代00000000
←上り方 クハ201 モハ201 モハ200 モハ201 モハ200 クハ200 ×2→12両編成快速
搭載機器ChMG CpChMG Cp
番代000000

転属

 東海道・山陽線緩行線への321系の新製配置に伴い,神ホシの201系は2005年12月から2008年2月にかけて森ノ宮電車区または奈良電車区に転属した。 なお,転属期間が長期にわたっているが,神ホシ在籍時にリニューアル未施工であった編成はリニューアル施工後に転属しているためで, 2007年3月のダイヤ変更時には東海道・山陽・福知山線の運用から完全に撤退している。 ただしその後も,和田岬線の103系が検査時等には,リニューアル改造待ちの201系が6連となって和田岬線を走っていたことがある。

2008/03/29追記

2001/01/20制作,2008/03/29最終更新

201系(概要)   201系 編成表

201系   JR神戸線の車両   JR西日本   神戸鉄道資料館