JR神戸線のダイヤ

新快速 115km/h運転開始・増発(1990年3月10日)

 今回から新快速の115km/h運転が開始された。 そのため,昼〜夜間の快速が下りは加古川で,上りは東加古川で新快速を退避することになった。 また,昼間の新快速が芦屋にも停車, 神戸2番目の人口島六甲アイランドへの最寄駅となる住吉に全快速が停車することになった。
 朝ラッシュ時と夜間に新快速が各1本増発されている。 引き続き221系が増備されたが,117系も新快速に運用されている。

JR神戸線停車駅

朝ラッシュ時(上り)

 およそ20分間隔で4本の新快速が設定されている。 朝ラッシュ時の新快速は117系または221系6連×2編成の12両編成である。(その他の時間帯は117系または221系6両編成)

 複々線の西明石以東では,内側線・電車線を普通だけが等間隔平行ダイヤで運転, 外側線・列車線で新快速快速が運転されている。 快速新快速を多くても1回退避するだけである。 (退避パターンは下図のとおり。同図で西明石以東は普通を省略。)

 なお,普通のうち2本は加古川発で運転されている。

朝ラッシュ時運転間隔
大阪西明石 加古川姫路
新快速20分
快速(外側線)5〜10分
普通3分26分(2本のみ)-

朝ラッシュ時ダイヤパターン

昼間時

 新快速が外側・列車線を,快速普通が内側・電車線を走行する。 新快速普通は別線での走行ながら芦屋と三ノ宮の両駅にて絶妙なタイミングで相互接続している。
 普通は大阪〜神戸で平均7.5分間隔,神戸〜西明石で15分間隔。 新快速快速が大阪〜西明石でそれぞれ15分間隔である。
 西明石〜姫路では,新快速は同じく15分間隔,各駅停車である快速は半減, 普通は1時間に1本だけ加古川まで運転されている。
 新快速がスピードアップされたことにより, 下りは加古川で,上りは東加古川で,快速新快速を退避することになった。

1時間あたり片道運転本数
大阪神戸西明石 加古川姫路
新快速4本
快速4本2本
普通8本4本1本-

昼間時ダイヤパターン

夕ラッシュ時(下り)

 昼間と同様,大阪〜姫路で新快速が15分間隔で運転されており, 大阪〜西明石では快速1本と普通2本をあわせて1セットで15分ヘッドをベースに, 外側・列車線の快速が3本追加運転されている。
 ラッシュ時には普通の各駅での停車時間が長くなっているため所要時間が伸び, 大阪と三ノ宮では昼間のダイヤのような新快速普通との接続はとられていない。
新快速がスピードアップされたことにより, 下りは加古川で,上りは東加古川で,昼間と同パターンの快速新快速を退避することになった。

1時間あたり片道運転本数
大阪西明石 加古川姫路
新快速4本
快速(外側線)0+α本あわせて
4本
快速(内側線)4本
普通8本1本-

夕ラッシュ時ダイヤパターン

ダイヤの変遷    JR西日本    神戸鉄道資料館