JR神戸線のダイヤ

新快速 120km/h運転・快速加古川延長(1991年3月16日)

 221系の増備が進み,新快速が221系にほぼ統一されて 今回からさらに新快速がスピードアップされて120km/h運転が開始された。 ただし,朝ラッシュ時は快速の退避の関係で到達時間は長めである。 朝ラッシュ時に新快速が1本増発されている。

 一方,これまで昼間と夕方ラッシュ時に加古川まで普通が毎時1本設定されていたが,これに代わって 西明石折り返しの快速が今回から,昼間は加古川まで,夕方ラッシュ時は加古川または姫路方面まで延長され, 西明石以西では通勤形電車を見ることが少なくなった。

jr神戸線停車駅

朝ラッシュ時(上り)

 新快速が1本増発され,新快速1本と快速2本が1組で15分ピッチとなった。 朝ラッシュ時の新快速は221系6連×2編成の12両編成である。(その他の時間帯は221系6両編成)

 複々線の西明石以東では,内側線・電車線を普通だけが等間隔平行ダイヤで運転, 外側線・列車線で新快速快速が運転されている。 快速は東加古川または芦屋のいずれかで必ず新快速を退避するようになった。 (退避パターンは下図のとおり。同図で西明石以東は普通を省略。)

 なお,普通のうち2本は加古川発で運転されている。

朝ラッシュ時運転間隔
大阪西明石 加古川姫路
新快速15分
快速(外側線)5〜10分
普通3分15分(2本のみ)-

朝ラッシュ時ダイヤパターン

昼間時

 新快速が外側・列車線を,快速普通が内側・電車線を走行する。 新快速普通は別線での走行ながら芦屋と三ノ宮の両駅にて絶妙なタイミングで相互接続している。
 普通は大阪〜神戸で平均7.5分間隔,神戸〜西明石で15分間隔。 新快速快速が大阪〜加古川でそれぞれ15分間隔である。 これまでは普通が毎時1本加古川まで運転されていたが, 西明石折り返しだった快速を今回から加古川に延長し,普通はすべて西明石折り返しとなった。
 加古川〜姫路では,新快速は同じく15分間隔,快速は半減。 西明石以西では快速が各駅に停車して普通の役割を果たしている。

1時間あたり片道運転本数
大阪神戸西明石 加古川姫路
新快速4本
快速4本2本
普通8本4本-

昼間時ダイヤパターン

夕ラッシュ時(下り)

 昼間と同様,大阪〜姫路で新快速が15分間隔で運転されており, 大阪〜西明石では快速1本と普通2本をあわせて1セットで15分ヘッドをベースに, 外側・列車線の快速が3本追加運転されている。
 ラッシュ時には普通の各駅での停車時間が長くなっているため所要時間が伸び, 大阪と三ノ宮では昼間のダイヤのような新快速普通との接続はとられていない。

1時間あたり片道運転本数
大阪西明石 加古川姫路
新快速4本
快速(外側線)0+α本あわせて
4〜5本
快速(内側線)4本
普通8本-

夕ラッシュ時ダイヤパターン

ダイヤの変遷    JR西日本    神戸鉄道資料館