JR神戸線のダイヤ

昼 神戸折返し 普通 延長(1996年7月20日)

 昼間に神戸で折り返していた普通が須磨折り返しに延長された。 その他の時間帯はほとんど変化はない。 あまりダイヤが変更されることのないこの時期に延長運転が開始されたのは, 阪神近郊で最大の海水浴場が駅の目の前にある須磨への利便性の向上による乗客増を狙ったものと思われる。

JR神戸線停車駅

朝ラッシュ時(上り)

 複々線の西明石以東では,内側線・電車線を普通だけが等間隔平行ダイヤで運転, 外側線・列車線で新快速快速がそれぞれ8分毎に運転されている。 (退避パターンは下図のとおり。同図で西明石以東は普通を省略。)

 兵庫以東では,快速は半数以上の駅に停車するうえ,神戸と芦屋で新快速を退避するため, 西ノ宮までは内側線を退避のない平行ダイヤで運転される普通のほうが運転時分が短く, 普通よりも遅い快速という中途半端な存在となった。

 なお,普通のうち2本は加古川発で運転されている。

朝ラッシュ時運転間隔
大阪西明石 加古川姫路
新快速8分
快速(外側線)8分
普通3分32分(2本のみ)-

朝ラッシュ時ダイヤパターン

昼間時

 これまで神戸で折り返していた普通の運転区間が須磨まで延長されたが,基本的なダイヤパターンに変更はない。

 新快速が外側・列車線を,快速普通が内側・電車線を走行する。 新快速普通は別線での走行ながら芦屋と三ノ宮の両駅にて絶妙なタイミングで相互接続している。
 普通は大阪〜須磨で平均7.5分間隔,須磨〜西明石で15分間隔。 新快速快速が大阪〜加古川でそれぞれ15分間隔である。
 加古川〜姫路では,新快速は同じく15分間隔,快速は半減。 西明石以西では快速が各駅に停車して普通の役割を果たしている。

1時間あたり片道運転本数
大阪須磨西明石 加古川姫路
新快速4本
快速4本2本
普通8本4本-

昼間時ダイヤパターン

夕ラッシュ時(下り)

 昼間と同様,大阪〜姫路で新快速が15分間隔で運転されており, 大阪〜西明石では快速1本と普通2本をあわせて1セットで15分ヘッドをベースに, 前半は外側・列車線の快速が30分間隔で3本,後半は新快速が15分間隔で3本,追加運転されている。
 ラッシュ時には普通の各駅での停車時間が長くなっているため所要時間が伸び, 大阪と三ノ宮では昼間のダイヤのような新快速普通との接続はとられていない。

1時間あたり片道運転本数
大阪西明石 加古川姫路
新快速4+α本
快速(外側線)0+α本
快速(内側線)4本
普通8本-

夕ラッシュ時ダイヤパターン

ダイヤの変遷    JR西日本    神戸鉄道資料館