JR神戸線のダイヤ

快速 舞子停車(1998年3月14日)

 明石海峡大橋が4月に開通し,高速バスが各地から舞子を通って淡路島・四国方面へ運行されることになった。 舞子駅は大橋の袂にあり,高速バスとJR・山陽電鉄との乗換えの便を図るため,舞子駅の真上に高速バス停が設けられた。 そのためJRでは電車線を走行する快速を舞子に停車させることとなった。
 快速の舞子停車により運転時分が約1分伸びたが,ダイヤパターンに大きな変更はない。

jr神戸線停車駅

朝ラッシュ時(上り)

 複々線の西明石以東では,内側線・電車線を普通だけが等間隔平行ダイヤで運転, 外側線・列車線で新快速快速がそれぞれ8分毎に運転されている。 (退避パターンは下図のとおり。同図で西明石以東は普通を省略。)

 兵庫以東では,快速は半数以上の駅に停車するうえ,神戸と芦屋で新快速を退避するため, 西ノ宮までは内側線を退避のない平行ダイヤで運転される普通のほうが運転時分が短く, 普通よりも遅い快速という中途半端な存在となっているのは従前通りである。

 普通JR東西線直通も含めて西明石以東約3分間隔で運転されている。 JR東西線直通が入って尼崎以東で穴があくところにはそれを埋める形で尼崎発の普通が設定され,等間隔運転が確保されている。 また,普通のうち5本は加古川発で運転されている。

朝ラッシュ時運転間隔
大阪尼崎西明石 加古川姫路
新快速8分
快速(外側線)8分
普通3分8〜16分-
普通jr東西線直通および尼崎発も含む

朝ラッシュ時ダイヤパターン

昼間時

 複々線の西明石以東では快速普通が内側線・電車線走行, 新快速が外側線・列車線走行である。 新快速普通は別線での走行ながら芦屋と三ノ宮の両駅にて絶妙なタイミングで相互接続している。
 普通の半数が尼崎からJR東西線に乗り入れているが, JR宝塚線直通普通と尼崎で相互接続して,普通の運転頻度を確保している。

1時間あたり片道運転本数
大阪尼崎須磨 西明石加古川姫路
新快速4本
快速4本2本
普通4本-
普通東西線直通-4本-
普通宝塚線直通4本-

昼間時ダイヤパターン

夕ラッシュ時(下り)

 従来と同様,昼間のダイヤパターンをベースにして,普通の須磨折返しがなく西明石までの運転としている。 昼間と同じくJR神戸線JR東西線直通と jr宝塚線〜大阪・高槻方面の普通が尼崎で相互接続しており, 本線普通と交互に運転されている。
 大阪発の快速が約30分ごとに3本が外側線走行で追加される時間帯と, 大阪発の新快速が15分ごとに3本追加され,パターン分とあわせて新快速7.5分間隔となっている時間帯がある。 他に,特急および貨物列車もあるため,複線の西明石以西で新快速の所要時間が延びていたり 退避のため快速の停車時間が長いところもあるなどの問題もあるが, 新快速快速の間でそれなりにバランスの取れたダイヤとなっている。

1時間あたり片道運転本数
大阪尼崎西明石 加古川姫路
新快速4+α本
快速(外側線)0+α本
快速(内側線)4本
普通4本-
普通東西線直通-4本-
普通宝塚線直通4本-

夕ラッシュ時ダイヤパターン

ダイヤの変遷    JR西日本    神戸鉄道資料館