JR神戸線のダイヤ

新快速 130km/h 運転開始(朝ラッシュ時)(1999年5月10日〜)

 223系2000/3000番台を新製され,朝ラッシュ時の新快速130km/h運転が開始された。 そのため朝ラッシュ時の新快速の到達時間が短縮されたが 西明石以西で快速新快速通過待ちが増えて到達時間が延びた。

朝ラッシュ時以外はダイヤパターンに変更はない。

JR神戸線停車駅

朝ラッシュ時(上り)

 複々線の西明石以東では,内側線・電車線を普通だけが等間隔平行ダイヤで運転, 外側線・列車線で新快速快速がそれぞれ8分毎に運転されている。 快速は,姫路〜大阪で5本もの新快速を退避,しかも,神戸以外はすべて相互接続しない通過待ちである。 また,神戸でも快速新快速とは別ホームで乗換えには階段の上り下りが必要である。 (退避パターンは下図のとおり。同図で西明石以東は普通を省略。)

 このダイヤ変更では,新たに223系2000/3000番台を新製し,既存の223系1000番台とあわせて朝ラッシュ時の新快速に集中投入, 130km/h運転が開始された。これにより,新快速の運転時分は数分短縮された。 一方,西明石以西で快速および普通新快速 を退避する駅が増え, 快速普通の運転時分は伸びた。 普通は土山で,快速は御着と大久保での退避が増えた。

 また兵庫以東では,快速は半数以上の駅に停車するうえ,神戸と芦屋で新快速を退避するため, 西ノ宮までは内側線を退避のない平行ダイヤで運転される普通のほうが運転時分が短く, 普通よりも遅い快速という中途半端な存在となっているのは従前通りである。

 普通は加古川発と西明石発をあわせて, また,JR東西線直通も含めて西明石以東約3分間隔で運転されている。 JR東西線直通が入って尼崎以東で穴があくところにはそれを埋める形で尼崎発の普通が設定され, 等間隔運転が確保されている。

朝ラッシュ時運転間隔
大阪尼崎西明石 加古川姫路
新快速8分
快速(外側線)8分
普通3分8分-
普通JR東西線直通および尼崎発も含む

朝ラッシュ時ダイヤパターン

昼間時

 複々線の西明石以東では快速普通が内側線・電車線走行, 新快速が外側線・列車線走行である。 新快速普通は別線での走行ながら芦屋と三ノ宮の両駅にて絶妙なタイミングで相互接続している。
 普通は,JR神戸線JR東西線直通と JR宝塚線〜大阪・高槻方面の普通が尼崎で相互接続しており, 本線普通と交互に運転されている。

1時間あたり片道運転本数
大阪尼崎西明石 加古川姫路
新快速4本
快速4本2本
普通4本-
普通東西線直通-4本-
普通宝塚線直通4本-

昼間ダイヤパターン

夕ラッシュ時(下り)

 従来と同様,昼間のダイヤパターンをベースにしており,JR神戸線JR東西線直通と JR宝塚線〜大阪・高槻方面の普通が尼崎で相互接続しており, 本線普通と交互に運転されている。
 大阪発の快速が約30分ごとに3本が外側線走行で追加される時間帯と, 大阪発の新快速が15分ごとに3本追加されてパターン分とあわせて新快速7.5分間隔となっている時間帯がある。 他に,特急および貨物列車もあるため,複線の西明石以西で新快速の所要時間が延びていたり 退避のため快速の停車時間が長いところもあるなどの問題もあるが, 新快速快速の間でそれなりにバランスの取れたダイヤとなっている。

1時間あたり片道運転本数
大阪尼崎西明石 加古川姫路
新快速4+α本
快速(外側線)0+α本
快速(内側線)4本
普通4本-
普通東西線直通-4本-
普通宝塚線直通4本-

夕ラッシュ時ダイヤパターン

ダイヤの変遷    JR西日本    神戸鉄道資料館