大阪環状線〜阪和線の直通快速として紀州路快速が新設され,関空快速と併結して運行され, 大阪(キタ)と和歌山との間の利便性が向上されることになった。
これまで関空快速は京橋〜大阪〜西九条〜天王寺〜関西空港の単独運転,または一部が天王寺にてJR難波発着と分割併合する運行形態であった。 なお,昼間には停車駅を絞って関空特快ウイングとして運転された列車もあった。
今回のダイヤ改正から,
関空快速と新設の紀州路快速が京橋〜大阪〜西九条〜天王寺〜日根野で併結して運行されることになった。
これにより,天王寺における大阪環状線発着列車とJR難波発着列車との分割併合,および関空特快ウイングが廃止された。
紀州路快速・関空快速は
これまでの関空快速と同様すべて223系0番台が使用されているが,編成はこれまでの2連+6連の8連から3連+5連の8連に変更されている。
編成替えに必要な先頭車が2500番台として新製されている。
基本的には関空快速5両+紀州路快速3両であるが,ラッシュ時には逆になるものがある。
朝ラッシュ時は大阪環状線では環状各停列車を中心に 関空快速・紀州路快速と大和路線直通区間快速(大阪環状線内各駅停車)を合わせて 概ね3分間隔で運転されている。 関空快速・紀州路快速は京橋〜天王寺を各駅停車で延長しているほか, 大阪環状線外回りとなる関西空港・和歌山発の関空快速・紀州路快速は大阪〜京橋でも各駅停車となり, ラッシュ時の輸送力を確保している。
天王寺〜京橋〜大阪では,10分間隔の環状列車,
20分間隔の天王寺〜京橋〜大阪の区間運転列車とこの区間は各駅停車の大和路快速をあわせて各駅で概ね5分間隔となっている。
ほかに大阪〜京橋で途中ノンストップの関空快速・紀州路快速が2本/時。
大阪〜西九条〜天王寺では,環状列車が10分間隔,
快速運転の大和路線快速
および関空快速・紀州路快速をあわせて5本/時。
運転本数は下表とおりである。快速運転でも大阪環状線内では途中駅での追い越しはない。
桜島線は工場地帯への通勤輸送がメインであるため昼間の利用客が極端に少なく,103系4両編成が30分ごとに線内折り返し運転されているだけである。
天王寺 | 京橋 | 大阪 | 西九条 | 天王寺 | |||||||
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関空・紀州路 快速 | 2本 | →関西空港 | |||||||||
大和路快速 | 3本 | →加茂 | |||||||||
環状 | 6本 | ||||||||||
区間運転 | 3本 | ||||||||||
西九条 | 桜島 | ||||||||||
桜島線普通 | 2本 |
夕方ラッシュ時は,大阪環状線では環状各停列車を中心に,
大和路線直通区間快速(大阪環状線内各駅停車)と合わせて概ね4分間隔で運転されている。
関空快速・紀州路快速は昼間と同じ区間・停車駅で運転されている。
桜島線ではおよそ10分間隔で線内折返し運転を行っている。