神戸市交2000系

概要

西神・山手線2000系  神戸市交通局2000系は,1988年4月の北神急行開業にともなう相互直通運転開始によるダイヤ改正で, 増発に対応して登場した西神・山手線用の車両である。 1000系最終増備編成をベースに,おもに車体形状が変更されただけであるが,次のような特徴を持っている。

19m級アルミ車体
 神戸市営地下鉄「緑のUライン」のイメージカラーであるグリーンの濃淡2色で塗装されたアルミ車体である。
 車体外側の車番は神戸市電の伝統を引き継ぐ字体の切り抜き文字。
 側窓は1枚下降式で,日除けはアルミプレス構造のよろい戸(阪急タイプ)。
 両開き扉が片側3ヶ所,扉開閉予告ブザーを設置。
 前面は当時流行の非対称窓配置と角型ヘッドライトが採用された。
 1000系に比べて車体断面が角ばり,側面がフラットな感じとなった。それにより側面行先表示器も大型化された。
電機子チョッパ制御(1C8M)
 サイリスタ素子による自動可変界磁形(AVF)電機子チョッパ制御で,回生ブレーキ対応とあわせて省エネルギー化に貢献。
 郊外区間での連続急勾配に備えて,抑速ブレーキにも対応。
ATC/ATO装置
 ATC(自動列車制御装置)は,高周波連続誘導受信により車内信号機で信号を表示,連続速度照査により速度超過時には制限速度以下に自動的にブレーキが動作。
 ATO(自動列車運転装置)は,運転台で出発押しボタンを押すことにより,起動〜定速運転〜駅定位置停車まで自動で制御装置およびブレーキ装置を制御。
冷房装置
 集約分散型で,各車に大型2台の冷房装置が搭載されている。
 ラインフローファンも搭載されている。
運転台
 デスクタイプの運転台で,2ハンドルながら横軸前後操作式のマスコンおよびブレーキハンドル。

 1993年7月の快速運転開始に先立って,前面上部両端(前面窓内側)に種別表示灯を設置する改造が行われている。 快速運転時に点灯していた。(1995年1月から快速は運転されてない。)

 2002年から順次,車両間転落防止幌を設置,2003年3月から座席が3000系タイプのものに変更されている。

 2012年度から,制御装置がチョッパ制御から1000-02形と同じIGBT方式VVVF制御に,補助電源がMGからSIVに取り替えられるとともに, 客室内装改良(床敷物の柄デザイン変更,扉付近に吊手増設,座席端部の仕切にポール追加など)も合わせて施工されている。 なお,VVVF化改造車の車番は変更されていないが,形式は2000-02形に変更されている。

 2014年4月上旬,神戸市交でチョッパ制御車として唯一残っている2000系2122Fがチョッパ制御・補助電源MGのまま定期検査を終えて営業運用に戻った際, 車内客室灯の照明カバーが外されるとともにLED灯に変更されている。

 そして,2014年8月に2122Fもチョッパ制御車としての運用を終え,VVVF化・SIV化等の改造を受けて同年12月から運用に就いている。 これにより,神戸市交ではチョッパ制御車が消滅した。

編成

 1988年に5連が4編成が竣工し,1989年に中間車を新造して6連化されたが,以降は増備されてない。

2000系編成表 (←西神中央−−−新神戸−谷上→)
2100 2200 2300 2400 2500 2600
Mc2M1TT'M1'Mc2'2000形
MG
CP
CH
1C8M
CH
1C8M
MG
CP
2014年8月 消滅
2100 2200 2300 2400 2500 2600
Mc2M1TT'M1'Mc2'2000-02形
SIV
CP
VVVF
IGBT
1C8M
VVVF
IGBT
1C8M
SIV
CP
竣工
(2400以外)
竣工(2400)
6連化
VVVF化
SIV化
211922192319241925192619 1988年2月1989年11月2013年2月
212022202320242025202620 1988年3月1989年11月2013年12月
212122212321242125212621 1988年3月1989年11月2014年2月
212222222322242225222622 1988年3月1989年11月2014年12月

2003/05/11作成,2014/12/17最終更新

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