神戸市営地下鉄沿線には,西神・山手線総合運動公園駅と海岸線御崎公園駅を最寄り駅とするプロ仕様のスタジアムがあります。 これらではプロ・アマチュアでも有名な試合が行われます。 それに合わせて,神戸市営地下鉄では様々なPRが行われ,車両においてもヘッドマークの掲出などでPRの一助を担っています。 このページでは車両でのPRの様子をご紹介します。
2019年9月20日から11月2日にかけて日本国内各地で開催されるラグビーワールドカップ2019では神戸市でも4試合が行われます。 神戸市での試合会場となる神戸市御崎公園球技場は神戸市営地下鉄海岸線御崎公園駅が最寄り駅であるため,アクセスとなる神戸市営地下鉄では車両にヘッドマークを掲出するとともに, 神戸開催試合出場チームの写真を使った装飾でPRしています。
ヘッドマーク掲出と装飾はワールドカップが始まる7ヶ月も前から始まり, 海岸線で5000系10編成全てに2019年2月15日から順次,西神・山手線で1000系2編成・2000系3編成・3000系2編成に2月23日から順次行われており, ワールドカップの試合がすべて終了後の11月10日頃に終了の予定です。
ヘッドマークには公式マスコットのレンとジーが,編成の西向き先頭車と東向き先頭車では異なる姿で描かれています。 また,ベースカラーは編成ごとに黄・緑・青の3色のいずれかとなっています。
5101F 黄色・西向き
3128F 黄色・東向き
2120F 青色・東向き
1113F 緑色・西向き
御崎公園球技場で試合が行われた日には,海岸線は在籍10編成のうち最大9編成を使用した特別ダイヤで運行されました。
日本女子サッカー「なでしこリーグ2013」において「INAC神戸レオネッサ」が優勝,3連覇したのを祝して, 2013年10月22日から11月29日まで,海岸線5編成に記念ヘッドマークが掲出されています。
日本女子サッカー「なでしこリーグ2012」において「INAC神戸レオネッサ」が優勝したのを祝して, 2012年11月2日から30日まで,西神・山手線2編成と海岸線4編成に記念ヘッドマークが掲出されています。
西神・山手線・・・2120F,3126F(清盛隊ラッピング編成)
海岸線・・・5102F,5107Fほか
プロ野球では,2005年シーズン前にオリックス・ブルーウェーブと近鉄・バファローズが合併し,オリックス・バファローズに生まれ変わりました。 西神・山手線 総合運動公園駅すぐ近くにあるスカイマークスタジアム(グリーンスタジアム神戸)がホームグラウンドのひとつであり, 同スタジアムでオリックスのゲームが開催される日には西神・山手線の車両は北神車も含めて Buffaloes ヘッドマークが取り付けられます。 (前シーズンまでの Blue Wave ヘッドマークから変更)
オリックス・バファローズのマスコットだった「ネッピー」と「リプシー」が2010年で引退し, 2011年から「BuffaloBULL(バファローブル)」と「BuffaloBELL(バファローベル)」に交代したのにともない, Buffaloesヘッドマークも同年のシーズンから変更されています。
普段「KOBE de 清盛2012」のヘッドマークが掲出されている2012年シーズン中も同様で,神戸・清盛隊ラッピング編成にもBuffaloesヘッドマークが掲出されました。
プロ野球オリックス・ブルーウェーブは西神・山手線 総合運動公園駅すぐのところにあるグリーンスタジアム神戸を本拠地としており, 同スタジアムでオリックスのゲームが開催される日に西神・山手線の車両は北神車も含めて Blue Wave ヘッドマークが取り付けられます。 営業運用車だけではなく,試運転がある日には試運転車両にもヘッドマークが取り付けられます。(2004年シーズンで終了)
ジャパンラグビートップリーグ2008-2009で地下鉄海岸線沿線のホームズスタジアム神戸(神戸ウイングスタジアム)でも試合が開催されます。
地元の神戸製鋼コベルコスティーラーズを応援PRするため,12月6日から1月18日まで海岸線2編成に ヘッドマークが掲出されるとともに側窓には同チーム各選手の写真・足形・プロフィールなどが展示されています。
海岸線のみ5103F,5109F
2007年12月8日から2008年1月20日まで,西神・山手線および海岸線の各1編成に, ラグビートップリーグで地元神戸のチーム「Kobelco Steelers」で活躍する選手のプロフィールと足型などが記されたシートが側面窓に貼られており, ヘッドマークが掲出されています。
海岸線・・・5105F,西神・山手線・・・3123F(全て同じデザインのヘッドマーク)
さらに2008年1月10日から2月11日まで,西神・山手線および海岸線の各1編成に, 同じく地元神戸のチーム「WORLD FIGHTING BULL」で活躍する選手のプロフィールと足型などが記されたシートが側面窓に貼られており, ヘッドマークが掲出されています。
海岸線・・・5108F(両先頭車で同じヘッドマーク)
西神・山手線・・・3124F(前後で異なるヘッドマーク)
2006年9月1日から開幕したジャパンラグビートップリーグ2006-2007では地下鉄海岸線沿線の神戸ウイングスタジアムでも試合が開催されます。
地元の神戸製鋼コベルコスティーラーズとワールドファイティングブルの両チームをPRするために 12月6日から1月14日まで西神・山手線2編成および海岸線1編成に, ヘッドマークが掲出されるとともに側窓には両チーム各選手の写真・足形・サイン・プロフィールが展示されています。
海岸線・・・「ラグビーKOBE号」(5103F)
西神・山手線・・・「神戸製鋼コベルコスティーラーズ号」(2120F)・「ワールドファイティングブル号」(2121F)
2005年9月17日から開幕したジャパンラグビートップリーグ2005-2006では地下鉄海岸線沿線の神戸ウイングスタジアムでも試合が開催され, 12月24日の神戸ウイングスタジアムでは,地元神戸のチーム同士で「神戸ダービー」として 神戸製鋼コベルコスティーラーズ 対 ワールドファイティングブル 戦が行われました。
これをPRするために12月1日から12月25日まで西神・山手線で「神戸ダービー号」が運行されています。 該当編成は,1108Fと1110Fの2編成。ヘッドマークが掲出されるとともに,側窓には両チーム各選手の足形・サイン・プロフィールが展示されました。
ヘッドマークは,
ワールドファイティングブルが1108号車と1610号車に異なるデザインのもの,
コベルコスティーラーズが1608号車と1110号車に同じデザインのものが掲出されています。
2004年11月27日から2005年1月9日まで海岸線の2編成に, ラグビートップリーグの「Kobelco Steelers」(神戸製鋼)で活躍する選手のサインと足型などが記された色紙が窓に貼られています。
また,これらの編成にはヘッドマークが掲出されています。 ヘッドマークは同じデザインながら編成ごとにベースカラーが異なります。(5106F・・・赤 5109F・・・青)
海岸線沿線にあるホームズスタジアム神戸(旧名称:神戸ウイングスタジアム)をホームグラウンドとし, J1リーグに復帰した地元チーム「ヴィッセル神戸」を応援して盛り上げるため, 2007年4月24日〜5月27日に一部編成の側窓に選手を紹介する色紙を窓に貼り付けた「ヴィッセル神戸号」が走っています。
編成ごとに愛称がつけられており,「Vissel Kobe」のマスコットなどが描かれたヘッドマークも編成ごとに異なったものとなっています。
海岸線・・・「ヴィッセルトモニイコウ号」(5105F)
西神・山手線・・・「ヴィッセルドリーム号」(3126F)・「ヴィッセルヴィクトリー号」(3128F)
2005年3月1日から4月4日まで海岸線の2編成に, 神戸ウィングスタジアムをホームグラウンドとするJリーグチーム「Vissel Kobe」で活躍する選手の顔写真と足型などが記されたパネルが窓に貼られています。
また,これらの編成には「Vissel Kobe」のマスコットが描かれたヘッドマークが掲出されています。 ヘッドマークは同じデザインながら,編成によって周囲の縁どり方が異なります。 (左:5101F,右:5108F)
海岸線御崎公園駅のすぐ近くに建設された神戸ウイングスタジアムが,2002年に日本と韓国で開催されるFIFAワールドカップの会場のひとつになっています。
2001年10月1日から神戸ウイングスタジアムでの最終ゲームがあった2002年6月17日まで,海岸線全編成にそのFIFAワールドカップをPRするヘッドマークが取り付けられました。