月別アーカイブ: 2016年3月

【津軽海峡鉄景色】~19~木古内~4

ここは海峡線の新在分岐部から木古内駅側に在来線下りを少し走ってきたところ。先日ご覧いただいた分岐部の向こう側です。

海峡線から分岐した在来線を走るEH500牽引貨物列車

海峡線から分岐した在来線を木古内へ向かうEH500牽引貨物列車

2013年6月の時点では既に新幹線の高架橋はできており,その下をくぐってきたところ。
この部分,今はEH800が牽く列車しか走らなくなってしまいました。

【津軽海峡鉄景色】~18~木古内~3

JR貨物に所属するED79は1989年に新製された50番代のみで,最終的には重連3往復の運用が残っていました。

新幹線規格の海峡線を行くJR貨物ED79重連貨物列車

新幹線規格の海峡線を行くJR貨物ED79重連貨物列車

軌道敷地内での写真のように見えますが,トンネル入り口横のフェンスで仕切られた外側から撮影しています・・・

北海道新幹線対応のため,EH800が新製されると順次置き換えられ,2015年6月の時点では既にED79が貨物を牽引している姿は見られませんでした。

なお,青函トンネルを通過する貨物列車は,当初はすべてJR北海道所属のED79 0番代および100番代が重連で牽引していました。
このED79 0番代・100番代はED75 700番代から改造されたものでした。
その後,EH500が東北本線から津軽海峡線に直通牽引するようになり,2006年3月にJR北海道車による貨物列車定期運用がなくなっています。

【津軽海峡鉄景色】~17~木古内~2

ここは北海道新幹線と在来線との分岐点の近くにある短いトンネルの知内側。
霧の中,ED79に牽かれてJR東日本キヤ193系East-iがやってきました。
北海道内各線の検測のためのようです。

ED79牽引で海峡線を行くキヤ193系East-i

JR北海道ED79牽引で海峡線を行くJR東日本キヤ193系East-i

実は,よく晴れていた知内駅でカシオペア・トワイライト・北斗星を撮影した後にやってきた場所。
知内ではよく晴れていたのに,ほんの少し海沿いに出ると霧の中でした・・・

【津軽海峡鉄景色】~16~木古内~1

木古内駅の南西にある,北海道新幹線と在来線の北海道側分岐点の2013年6月の様子・・・

建設中の新幹線・在来線分岐点を行く789系スーパー白鳥

建設中の新幹線・在来線分岐点を行く789系スーパー白鳥

木古内駅方面への新幹線の高架ができつつありました。

向こうの方に津軽海峡の海もほんの少し・・・

撮影した地点付近には,現在,新幹線ビュースポットなる展望台ができているようですが,分岐ポイントはスノーシェルターで覆われてしまっているようです。

【津軽海峡鉄景色】~15~知内~2

知内駅を通っていた列車・・・貨物列車・・・

新幹線開業後も貨物列車は津軽海峡線を走りますが,架線電圧が交流20,000Vから新幹線の25,000Vとなったため,牽引機は津軽海峡線専用のEH800のみとなってしまいました。

新幹線関連工事が始まっていた知内駅で撮影できたのはEH500でも2両しかない1次タイプの2号機。
木古内方のホーム端から・・・

海峡線を行くEH500牽引貨物列車

海峡線を行くEH500牽引貨物列車(2013年6月)

失敗したのは知内駅自身の写真を撮り忘れてしまったこと・・・

【津軽海峡鉄景色】~14~知内~1

2016年3月26日,新青森から新函館北斗まで北海道新幹線が開業しました。

これまで在来線が走り,今回新たに新幹線が走るようになった区間には,見学専用の竜飛海底駅と吉岡海底駅とともに地上区間で一般旅客扱いする駅がふたつありました。
ひとつは本州に,先にご紹介した津軽今別駅。
もうひとつは北海道に知内駅。
いずれも駅前に道の駅があるほかは周囲にはこれといったものがないという共通点がありましたが,新幹線の開業では明暗が分かれました。

津軽今別は新幹線の駅「奥津軽いまべつ」となりましたが,知内は旅客扱いが2014年3月に廃止され,信号場(湯の里知内信号場)となってしまいました。

そんな知内駅を通っていた列車たち・・・夜行列車から・・・

初夏の夜明け頃,まずはカシオペア・・・

海峡線を行くED79牽引カシオペア

海峡線を行くED79牽引カシオペア

続いて,トワイライトエクスプレス・・・

海峡線を行くED79牽引トワイライトエクスプレス

海峡線を行くED79牽引トワイライトエクスプレス

間をおいて,北斗星・・・

海峡線を行くED79牽引北斗星

海峡線を行くED79牽引北斗星

ところで,北海道新幹線は,年間の需要予測150万人,予想収支48億円の赤字(減価償却費等を除いても11億円の赤字)という巨大赤字路線。神戸近郊では年間の輸送人員600万人,収支10億円の赤字の路線の存廃が議論されている中での新線建設。疑問に思うのは私だけ?

【津軽海峡鉄景色】~13~青函隧道~1

2016年3月21日まで青函トンネルを駆け抜けてきた列車たち・・・

JR東日本485系「白鳥」

青函トンネルを抜けてきたJR東日本485系白鳥

青函トンネルを抜けてきたJR東日本485系「白鳥」

JR北海道789系「スーパー白鳥」

青函トンネルを抜けてきたJR北海道789系スーパー白鳥

青函トンネルを抜けてきたJR北海道789系「スーパー白鳥」

JR貨物EH500形牽引貨物列車

青函トンネルを抜けてきたEH500牽引貨物列車

青函トンネルを抜けてきたEH500牽引貨物列車

もうここ青函トンネル出入り口でその姿を見ることはできません・・・

【津軽海峡鉄景色】~12~特急スーパー白鳥~2

再び2013年2月の津軽今別駅。

785系300番代を増結したスーパー白鳥

785系300番代を増結したスーパー白鳥

厳冬・積雪期にもかかわらず北海道新幹線の工事が始まっているのが伺えます。

雪煙を巻き上げながら通過するのは785系300番代2両を先頭に増結した特急「スーパー白鳥」。

L特急「スーパーホワイトアロー」で運用されていた785系にuシート車を組み込む編成替えが行われた際に余剰となった2連を,789系スーパー白鳥に増結するために改造・塗色変更されて785系300番代となったもので,1ユニットだけのレアな車両。

北海道新幹線開業により廃止されたスーパー白鳥の789系は札幌圏に転属し,スーパーカムイおよびすずらんに運用されている785系を置き換えるようで,785系はスーパー白鳥増結用300番代も含めて引退するようです。

【津軽海峡鉄景色】~11~特急スーパー白鳥~1

東北新幹線が八戸まで延伸開業した2002年12月から八戸~青森~函館で運行されているJR北海道789系の特急「スーパー白鳥」。
東北新幹線がさらに新青森まで延伸してからは運転区間が新青森~青森~函館となりました。

陸奥湾沿いを行く789系スーパー白鳥

陸奥湾沿いを行く789系スーパー白鳥

ここは陸奥湾沿い,向こうの方に見えるのは平舘海峡。

陸奥湾沿いを行く789系スーパー白鳥

陸奥湾沿いを行く789系スーパー白鳥

こちらを撮影したのは海岸にあった雪の小山の上から。夏にはそんな山はなかったような気がします。他所で除雪した雪を運んできて積み上げたような感じで,冬ならではのアングルでした。

新幹線と北海道とを結ぶ役目を担ってきましたが、新幹線の延伸によりその任務を終えることになり、JR北海道の車両をここで見ることもできなくなりました。

【津軽海峡鉄景色】~10~急行はまなす~3

青函トンネルを抜け,津軽海峡を臨む江差線を走って函館に到着した急行「はまなす」はDD51にバトンタッチ。しばしの休息の後,札幌へ向かいます。

雪の函館駅で出発を待つDD51牽引 はまなす

雪の函館駅で出発を待つDD51牽引 はまなす(2014年1月)

ここは先日ご紹介した函館駅での青函連絡船へ航送貨車を出し入れしていた写真とほぼ同じ場所。

キハ183系500番代オリジナル色北斗の横で連絡船に貨車を押し込むDE10

すでに架線が張られていた函館駅(1987年10月)

27年の時の流れを感じます。

そして,今朝,最後の旅路の終着駅に着いたようです。

ラストスパートをかけるDD51牽引 はまなす

ラストスパートをかけるDD51牽引 はまなす(2013年8月)

28年間、お疲れ様でした・・・