京都線では土・休日昼間に概ね2時間に1往復の快速特急が6300系6354×6R「京とれいん」により梅田〜河原町で運転されていましたが, 2019年1月19日の京都線ダイヤ改正で概ね毎時1往復に増発されました。
これに対応するため,2編成目の観光特急車両として7000系7006×6Rが「京とれいん 雅洛」に改造され,2019年3月23日にデビューしました。
「京とれいん 雅洛」は,「ご乗車されたときから京都気分」をコンセプトに,各車両ごとに異なる季節が感じられる装いで, 車両によっては坪庭まで設けられて京都を感じられる列車となっています。
行楽シーズンの平日には京都線経由で神戸線と嵐山線とを結ぶ臨時列車にも運用され, 2019年春は3月26日から4月4日までの火・水・木曜日に,西宮北口〜嵐山を直通特急として運行しています。
6300系は,9300系の増備により順次定期特急運用を離脱して一部は廃車されましたが, 6351F〜6353Fの3編成が4両編成化とともにリニューアルされて2009年4月2日から嵐山線内普通列車として運用されています。
2010年2月28日に最後の定期特急運用として6350×8Rが走って以降は, 同編成が6両編成化されて2010年の春と秋の行楽シーズンに梅田〜嵐山の臨時快速特急として運行されました。
そして,6354×8Rが6両編成化されるとともに,行楽列車用車両として「和」と「モダン」をコンセプトに京都の町屋をイメージした内装に改造され, 「京とれいん」として2011年3月19日から5月8日までの土曜・日曜・祝日に梅田〜嵐山の臨時快速特急で各日1往復運行されています。 なお,午前の嵐山到着後には嵐山から桂まで,午後の嵐山発の前には桂から嵐山まで,普通列車として運行されています。(写真)
2011年5月14日から京都線の土・休日ダイヤが改正されて,この6354×6R「京とれいん」は梅田〜河原町の快速特急として運行されます。