阪急電鉄では沿線の活性化や旅客誘致のため,沿線の観光スポットなどを車体の側面にあしらったラッピング列車を走らせています。
まず,2015年1月17日から京都線の1編成に京都の各地域の名所旧跡があしらわれたラッピング列車が運行しました。 神戸線・宝塚線でも2015年11月1日から,各線沿線の観光スポットのイラストでラッピングした車両を1編成ずつ走らせました。 いずれも2017年11月末で終了しています。
次に,2018年3月17日から京都線・宝塚線・神戸線の各線に1編成ずつ,新たなデザインの沿線観光スポットラッピング車両を走らせていました。 当初2019年3月31日までの予定と発表されていましたが,2018年11月17日から各線ともデザインをリニューアルし,期間も2019年10月31日までに延長されています。
神戸線では沿線の観光スポットをあしらったラッピング列車を2015年11月1日から2017年11月末まで走らせていました。
ラッピングされているのは8032×2+7017×6の8連で, 神戸市生まれのイラストレーター わたせせいぞう氏が描く神戸線沿線の観光スポットのイラストにより1・3・6・8両目にラッピングが施されています。 車両編成と各車両のラッピングテーマは次のとおりです。
梅田← 8032(神戸) - 8152 + 7017(西宮・夙川) - 7517 - 7667 - 7677(灘・六甲) - 7617 - 7117(神戸) →神戸三宮
2015年11月14日から29日までの土・日・祝日と11月20日から27日までの平日は, 梅田方2連を切り放して7017を梅田方先頭とする神戸・河原町方6連で高速神戸〜十三経由〜嵐山の直通特急を含む臨時列車「あたご」運用に就き, それ以外は梅田方2連を連結した所定の8連で一般運用されています。
阪急神戸線観光スポットラッピング 7017×6R(嵐山直通臨時)
阪急神戸線観光スポットラッピング 8032×2R+7017×6R(通常運用)
当初はラッピングのみですが,2015年11月1日から12月25日に列車の愛称が一般公募され,採用された愛称のヘッドマークが2016年3月初旬から掲出される予定です。
2015年11月から走っていた神戸線観光スポットラッピング列車の愛称が一般公募で出品された中から「爽風(kaze)」と決まり, それまでラッピングがなかった2・4・5・7両目に愛称「爽風(kaze)」のラッピングが追加されるとともに,両先頭にヘッドマークを掲出して2016年3月27日から運用されています。
嵐山直通臨時列車が運転される日は梅田方2連を切り放して7017を梅田方先頭とする神戸・河原町方6連で,高速神戸〜十三経由〜嵐山の直通特急を含む臨時列車「あたご」運用に就き, それ以外は梅田方2連を連結した所定の8連で一般運用されています。
2017年7月1日から神戸線観光スポットラッピング「爽風(kaze)」のヘッドマークが新デザインに変更されています。
阪急神戸線観光スポットラッピング「爽風(kaze)」8032×2R+7017×6R(通常運用)
阪急神戸線観光スポットラッピング「爽風(kaze)」7017×6R(嵐山直通臨時)
阪急神戸線観光スポットラッピング「爽風(kaze)」8032×2R+7017×6R(通常運用)
阪急神戸線観光スポットラッピング「爽風(kaze)」7017×6R(嵐山直通臨時)
2018年3月17日から,神戸線では1002×8Rの1・3・6・8両目にイラストレータ中村佑介さんが神戸線沿線の観光スポットをデザインしたラッピング編成が運用されました。
神戸線観光スポットラッピング「爽風(kaze)」1002×8R
2018年11月17日からデザインをリニューアルし, 神戸線では1007×8Rの1・3・6・8両目には, 引き続きイラストレータ中村佑介さんがデザインした神戸線沿線の観光スポットイラストでラッピングされた編成が2019年10月31日までの予定で運行しています。
阪急神戸線観光スポットラッピング「爽風(kaze)」1007×8R