国鉄時代のダイヤパターンは1970年代から大きな変化はないようである。 ただし,昼間の普通が201系に統一されてスピードアップされた1984年頃に昼間のパターンが若干変更されている。
朝ラッシュ時と一部の夕方ラッシュ時の快速以外は新快速も含めて内側・電車線走行である。 また,新快速は基本的には昼間のみの運転であった。
現在と比較するとラッシュ時は新快速がなく,昼間は普通の本数も少ない。 また,新快速・快速も西明石折り返しが多い。 全般的に所要時間が長い余裕のあるダイヤである。
複々線の西明石以東では,内側線・電車線を普通だけが, 外側線・列車線で快速が, いずれもほぼ等間隔平行ダイヤで運転されている。(パターンは下図のとおり。同図で西明石以東は普通を省略。) なお,普通のうち2本は加古川発で運転されている。
大阪 | 西明石 | 加古川 | 姫路 | |||
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新快速 | − | |||||
快速(外側線) | 平均6分 | |||||
普通 | 3分 | 32分(2本のみ) | - |
大阪〜西明石では新快速,快速と普通が それぞれ15分ごとに1本のパターンがベースとなっている。 また,新快速も内側線・電車線走行であるため退避パターンが現在とは大きく異なっている。
西明石以西では,新快速と快速は半減し, 普通は1時間に1本だけ加古川まで運転されている。
大阪 | 甲子園口 | 西明石 | 加古川 | 姫路 | ||||
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新快速(内側線) | 4本 | 2本 | ||||||
快速(内側線) | 4本 | 2本 | ||||||
普通 | 6本 | 4本 | 1本 | - |
大阪〜西明石で快速1本と普通2本が1セットで12〜15分ピッチとなっている。 その他に甲子園口折返しの普通,外側・列車線の快速が追加されているサイクルもある。
大阪 | 甲子園口 | 西明石 | 加古川 | 姫路 | ||||
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新快速 | − | |||||||
快速(外側線) | 0+α本 | |||||||
快速(内側線) | 5本 | 4本 | ||||||
普通 | 10本 | 8本 | 1本 | - |