JR神戸線のダイヤ

ラッシュ時 新快速 新設・増発(1989年3月11日)

 東海道・山陽線では今回から朝ラッシュ時にも新快速が運転され始めた。 また,夕方ラッシュ時〜夜間にかけても新快速が増発され,大阪発21:00まで15分間隔,それ以降23:00まで20分間隔で, 昼間と同様等間隔パターンダイヤで新快速が運転されることになった。
 なお,新系列車221系の6連×5編成と4連×6編成が新造されており,6連はおもに新快速, 4連はおもに8両編成で快速に運用された。

 昼間のダイヤパターンには大きな変更はない。

東海道・山陽線停車駅

朝ラッシュ時(上り)

 今回から朝ラッシュ時にも新快速が運転されることになり,15〜20分間隔で3本の新快速が設定された。 朝ラッシュ時の新快速は117系6連×2編成の12両編成である。(その他の時間帯は117系または221系6両編成)

 朝ラッシュ時は,複々線の西明石以東では,内側線・電車線を普通だけが等間隔平行ダイヤで運転, 外側線・列車線で新快速快速が運転されている。 快速新快速を多くても1回退避するだけである。 (退避パターンは下図のとおり。同図で西明石以東は普通を省略。)

 なお,普通のうち2本は加古川発で運転されている。

朝ラッシュ時運転間隔
大阪西明石 加古川姫路
新快速15〜20分(3本のみ)
快速(外側線)5〜10分
普通3分30分(2本のみ)-

朝ラッシュ時ダイヤパターン

昼間時

 新快速が外側・列車線を,快速普通が内側・電車線を走行する。 新快速普通は別線での走行ながら三ノ宮にて絶妙なタイミングで相互接続している。
 普通は大阪〜神戸で平均7.5分間隔,神戸〜西明石で15分間隔。 新快速快速が大阪〜西明石でそれぞれ15分間隔である。
 西明石〜姫路では,新快速は同じく15分間隔,各駅停車である快速は半減, 普通は1時間に1本だけ加古川まで運転されている。

1時間あたり片道運転本数
大阪神戸西明石 加古川姫路
新快速4本
快速4本2本
普通8本4本1本-

昼間時ダイヤパターン

夕ラッシュ時(下り)

 今回から夕ラッシュ時も昼間と同様,新快速が15分間隔のパターンダイヤで運転され始めた。
 大阪〜西明石では快速1本と普通2本とあわせて1セットで15分ピッチの完全なパターンダイヤである。 その他に外側・列車線の快速が3本だけ運転されている。
 ラッシュ時には普通の各駅での停車時間が長くなっているため所要時間が伸び, 大阪と三ノ宮では昼間のダイヤのような新快速普通との接続はとられていない。

1時間あたり片道運転本数
大阪西明石 加古川姫路
新快速4本
快速(外側線)0+α本あわせて
4本
快速(内側線)4本
普通8本1本-

夕ラッシュ時ダイヤパターン

ダイヤの変遷    JR西日本    神戸鉄道資料館