今回の改正では,JR山陰線 園部〜綾部,北近畿タンゴ鉄道 福知山〜天橋立 が電化され,
福知山線・山陰線・北近畿タンゴ鉄道の特急列車運転系統が大幅に変更された。
JR神戸線では,夕方ラッシュ時に1本だけ残っていた快速西明石止が網干まで延長されたことと,
大阪発21時台の各種列車が増発されて20分ヘッドであったのがが15分ヘッドに短縮されたことで,夕方以降の利便性が若干向上された。
その他の時間帯に大きな変化はない。
なお,阪神大震災からの復旧後に増発されていた朝夕の新快速は臨時扱いであったが,今回から定期列車化された。
複々線の西明石以東では,内側線・電車線を普通だけが等間隔平行ダイヤで運転, 外側線・列車線で新快速と快速がそれぞれ8分毎に運転されている。 (退避パターンは下図のとおり。同図で西明石以東は普通を省略。)
兵庫以東では,快速は半数以上の駅に停車するうえ,神戸と芦屋で新快速を退避するため, 西ノ宮までは内側線を退避のない平行ダイヤで運転される普通のほうが運転時分が短く, 普通よりも遅い快速という中途半端な存在となった。
なお,普通のうち2本は加古川発で運転されている。
大阪 | 西明石 | 加古川 | 姫路 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
新快速 | 8分 | |||||
快速(外側線) | 8分 | |||||
普通 | 3分 | 32分(2本のみ) | - |
新快速が外側・列車線を,快速と普通が内側・電車線を走行する。
新快速と普通は別線での走行ながら芦屋と三ノ宮の両駅にて絶妙なタイミングで相互接続している。
普通は大阪〜神戸で平均7.5分間隔,神戸〜西明石で15分間隔。
新快速,快速が大阪〜加古川でそれぞれ15分間隔である。
加古川〜姫路では,新快速は同じく15分間隔,快速は半減。
西明石以西では快速が各駅に停車して普通の役割を果たしている。
大阪 | 神戸 | 西明石 | 加古川 | 姫路 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
新快速 | 4本 | |||||||
快速 | 4本 | 2本 | ||||||
普通 | 8本 | 4本 | - |
1本だけ残っていた西明石止の快速が網干まで延長された。
しかし,智頭急行直通特急 スーパーはくと が夕方に増発されて通過待ちが増えたため,所要時間が延びた快速もある。
昼間と同様,大阪〜姫路で新快速が15分間隔で運転されており,
大阪〜西明石では快速1本と普通2本をあわせて1セットで15分ヘッドをベースに,
前半は外側・列車線の快速が30分間隔で3本,後半は新快速が15分間隔で3本,追加運転されている。
ラッシュ時には普通の各駅での停車時間が長くなっているため所要時間が伸び,
大阪と三ノ宮では昼間のダイヤのような新快速と普通との接続はとられていない。
大阪 | 西明石 | 加古川 | 姫路 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
新快速 | 4+α本 | |||||
快速(外側線) | 0+α本 | |||||
快速(内側線) | 4本 | |||||
普通 | 8本 | - |