JR東西線開業により約半数のJR神戸線普通がJR東西線と
直通運転を行い,新たに尼崎折返しの大阪・高槻方面の普通が運転されていた。
今回,JR神戸線〜JR東西線直通普通とJR宝塚線〜JR神戸線直通普通との乗換えが
同一ホームでできるように尼崎駅の配線を変更し,尼崎折返し普通とJR宝塚線大阪発着の普通を
一本化して,新三田〜尼崎〜高槻・京都の普通として運転されることになった。
ただし,朝ラッシュ時は尼崎折返しも残っている。
その他,朝ラッシュ時に一部の普通が加古川まで延長された。
複々線の西明石以東では,内側線・電車線を普通だけが等間隔平行ダイヤで運転, 外側線・列車線で新快速と快速がそれぞれ8分毎に運転されている。 (退避パターンは下図のとおり。同図で西明石以東は普通を省略。)
兵庫以東では,快速は半数以上の駅に停車するうえ,神戸と芦屋で新快速を退避するため, 西ノ宮までは内側線を退避のない平行ダイヤで運転される普通のほうが運転時分が短く, 普通よりも遅い快速という中途半端な存在となっているのは従前通りである。
普通はJR東西線直通も含めて西明石以東約3分間隔で運転されている。 JR東西線直通が入って尼崎以東で穴があくところにはそれを埋める形で尼崎発の普通が設定され,等間隔運転が確保されている。 また,普通のうち5本は加古川発で運転されている。
大阪 | 尼崎 | 西明石 | 加古川 | 姫路 | ||||
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新快速 | 8分||||||||
快速(外側線) | 8分 | |||||||
普通 | 3分 | 8〜16分 | - | |||||
普通はJR東西線直通および尼崎発も含む |
普通の半数が尼崎からJR東西線に乗り入れ, 代わりに運転されていた尼崎折返しの大阪・高槻方面の普通と大阪発着のJR宝塚線普通が一本化され, 新三田〜尼崎〜高槻・京都として運転されることになった。その関係で従来JR宝塚線大阪発着で尼崎〜大阪で外側線走行していた普通の 分の本数が減少した。ダイヤパターンは下図のとおりである。複々線の西明石以東では新快速のみが外側線・列車線走行, 快速と普通が内側線・電車線走行である。 新快速と普通は別線での走行ながら芦屋と三ノ宮の両駅にて絶妙なタイミングで相互接続している。
大阪 | 尼崎 | 須磨 | 西明石 | 加古川 | 姫路 | |||||
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新快速 | 4本 | |||||||||
快速 | 4本 | 2本 | ||||||||
普通 | 4本 | - | ||||||||
普通東西線直通 | - | 4本 | - | |||||||
普通宝塚線直通 | 4本 | - |
従来と同様,昼間のダイヤパターンをベースにして,普通の須磨折返しがなく西明石までの運転としている。
昼間と同じくJR神戸線〜JR東西線直通と
JR宝塚線〜大阪・高槻方面の普通が尼崎で相互接続しており,
本線普通と交互に運転されている。
大阪発の快速が約30分ごとに3本が外側線走行で追加される時間帯と,
大阪発の新快速が15分ごとに3本追加され,パターン分とあわせて新快速7.5分間隔となっている時間帯がある。
他に,特急および貨物列車もあるため,複線の西明石以西で新快速の所要時間が延びていたり
退避のため快速の停車時間が長いところもあるなどの問題もあるが,
新快速・快速の間でそれなりにバランスの取れたダイヤとなっている。
大阪 | 尼崎 | 西明石 | 加古川 | 姫路 | ||||
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新快速 | 4+α本 | |||||||
快速(外側線) | 0+α本 | |||||||
快速(内側線) | 4本 | |||||||
普通 | 4本 | - | ||||||
普通東西線直通 | - | 4本 | - | |||||
普通宝塚線直通 | 4本 | - |