2002年10月,JR神戸線と関連線区でもダイヤ変更があった。
今回の大きな変更点は,朝ラッシュ終了以降の上り普通列車の運転パターンの変更と,
昼間の快速の芦屋〜東灘(信)での外側線走行をやめてJR神戸線全区間で内側・電車線走行に戻したことである。
これにより快速と普通の発着時刻が少しずつ変更になっている。
これらの変更でいえるのは,車両運用と走行線路のシンプル化であろう。
複々線の西明石以東では,内側線・電車線を普通だけが等間隔平行ダイヤで運転, 外側線・列車線で新快速と快速がそれぞれ8分間隔で交互に運転されている。 快速は,姫路〜大阪で4本の新快速を退避,しかも,神戸以外はすべて相互接続しない通過待ちである。 神戸でも快速と新快速とは別ホームで乗換えには階段の上り下りが必要である。 (退避パターンは下図のとおり。同図で西明石以東は普通を省略。)
また兵庫以東では,快速は半数以上の駅に停車するうえ,神戸と芦屋で新快速を退避するため, 西ノ宮までは内側線を退避のない平行ダイヤで運転される普通のほうが運転時分が短く, 普通よりも遅い快速という中途半端な存在となっているのは従前通りである。
普通は加古川発と西明石発をあわせて, また,JR東西線直通も含めて西明石以東約3分間隔で運転されている。 JR東西線直通が入って尼崎以東で穴があくところにはそれを埋める形で尼崎発着の普通が設定され, 等間隔運転が確保されている。
大阪 | 尼崎 | 西明石 | 加古川 | 姫路 | ||||
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新快速 | 8分 | |||||||
快速(外側線) | 8分 | |||||||
普通 | 3分 | 8分 | - | |||||
普通はJR東西線直通および尼崎発も含む |
複々線の大阪〜西明石では快速と普通が内側線・電車線走行,
新快速が外側線・列車線走行である。
新快速と普通は別線での走行ながら大阪,芦屋と三ノ宮の各駅にて絶妙なタイミングで相互接続している。
普通は,JR神戸線〜JR東西線直通と
JR宝塚線〜大阪・高槻方面普通が尼崎で相互接続しており,
本線普通と交互に運転されている。
ダイヤパターンは下図のとおりである。
大阪 | 尼崎 | 西明石 | 加古川 | 姫路 | ||||
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新快速 | 4本 | |||||||
快速 | 4本 | 2本 | ||||||
普通 | 4本 | - | ||||||
普通東西線直通 | - | 4本 | - | |||||
普通宝塚線直通 | 4本 | - |
昼間のダイヤパターンをベースにしているが,三ノ宮で新快速と普通は相互接続せず, 神戸で新快速と快速が相互接続している。
普通は昼間と同じくJR神戸線〜JR東西線直通と JR宝塚線〜大阪・高槻方面普通が尼崎で相互接続しており, 本線普通と交互に運転されている。
大阪発の快速が約30分ごとに3本が外側線走行で追加される時間帯と, 大阪発の新快速が15分ごとに3本追加され,パターン分とあわせて新快速7.5分間隔となっている時間帯がある。 複線の西明石以西では大久保・土山・加古川で快速が新快速を退避するため,停車時間が長く, 西明石以西での新快速・快速の混雑度を考えると非常にアンバランスなダイヤとなっている。
大阪 | 尼崎 | 西明石 | 加古川 | 姫路 | ||||
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新快速 | 4+α本 | |||||||
快速(外側線) | 0+α本 | |||||||
快速(内側線) | 4本 | |||||||
普通 | 4本 | - | ||||||
普通東西線直通 | - | 4本 | - | |||||
普通宝塚線直通 | 4本 | - |