2005年3月1日にJR神戸線でダイヤ改定が行われた。同時に曽根〜御着の間に「ひめじ別所」駅が開業した。
2004年12月19日の加古川駅付近加古川線高架化完成と同時に同駅JR神戸線4番線(上り待避線)も完成したことから, 加古川折り返し列車を除く上り快速の新快速退避駅が東加古川から加古川に変更された。 これにより,下りだけでなく上りも加古川で快速と新快速の大部分が相互接続することになった。
また,昼間の姫路以西で運転系統が変更されている。 これまで相生〜播州赤穂の折り返し運転であった赤穂線列車が姫路〜播州赤穂の直通運転になり,逆に岡山・上郡方面の山陽本線系統が相生で折り返しとなった。 さらに,このうち毎時1往復の姫路〜播州赤穂の列車が新快速と1本化されて, 新快速がほぼ終日にわたって毎時1往復が播州赤穂まで直通となった。 (いずれも列車本数増加はなく,既存の列車の系統立替。)
なお,「ひめじ別所」駅開業に伴い,同駅に停車する快速の運転時分が約1分伸び, その影響でラッシュ時の新快速にも運転時分が伸びているものがある。
複々線の西明石以東では,内側線・電車線を普通だけが4分間隔平行ダイヤで運転, 外側線・列車線で新快速と快速がそれぞれ8分間隔で交互に運転されている。
新快速8分間隔運転時間帯は, 新快速だけでなく快速も223系により130km/h運転されている。 (退避パターンは下図のとおり。同図で西明石以東は普通を省略。)
普通は加古川発と西明石発をあわせて, また,JR東西線直通も含めて西明石以東で4分間隔で運転されている。 JR東西線直通が入って尼崎以東で穴があくところにはそれを埋める形で尼崎発の普通が設定され, 等間隔運転が確保されている。
今回の改定では,加古川で快速が新快速を退避することになったため, 加古川〜西明石ダイヤパターンが変更されている。
大阪 | 尼崎 | 西明石 | 加古川 | 姫路 | ||||
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新快速 | 8分 | |||||||
快速(外側線) | 8分 | |||||||
普通 | 4分 | 8分 | - | |||||
普通はJR東西線直通および尼崎発も含む |
複々線の大阪〜西明石では快速と普通が内側線・電車線走行, 新快速が外側線・列車線走行である。 新快速と普通は別線での走行ながら大阪,芦屋と三ノ宮の各駅にて絶妙なタイミングで相互接続している。
普通は,JR神戸線〜JR東西線直通と JR宝塚線〜大阪・高槻方面普通が尼崎で相互接続しており, 本線普通と交互に運転されている。
今回の改定では,加古川折り返しを除く上り快速の新快速退避が東加古川から加古川に変更された。
ダイヤパターンは下図のとおりである。
大阪 | 尼崎 | 西明石 | 加古川 | 姫路 | ||||
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新快速 | 4本 | |||||||
快速 | 4本 | 2本 | ||||||
普通 | 4本 | - | ||||||
普通東西線直通 | - | 4本 | - | |||||
普通宝塚線直通 | 4本 | - |
昼間のダイヤパターンをベースにしているが,三ノ宮で新快速と普通は相互接続せず, 神戸で新快速と快速が相互接続している。
普通は昼間と同じくJR神戸線〜JR東西線直通と JR宝塚線〜大阪・高槻方面普通が尼崎で相互接続しており, 本線普通と交互に運転されている。
基本パターンに大阪発の快速が30分ごとに2本が外側・列車線走行で追加される時間帯と, 大阪発の新快速が15分ごとに4本追加されて 基本パターン分とあわせて新快速7.5分間隔となっている時間帯がある。
今回の改定では下りのダイヤパターンに変更はない。
大阪 | 尼崎 | 西明石 | 加古川 | 姫路 | ||||
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新快速 | 4+α本 | |||||||
快速(外側線) | 0+α本 | |||||||
快速(内側線) | 4本 | |||||||
普通 | 4本 | - | ||||||
普通東西線直通 | - | 4本 | - | |||||
普通宝塚線直通 | 4本 | - |