1990年3月10日のダイヤ改正では,朝ラッシュ時にも大阪環状線〜関西線の直通運転が開始された。
前年に運転が開始された夕方ラッシュ時と同様,大阪環状線内は各駅停車の「区間快速」として,
森ノ宮電車区の大阪環状線朱色8連固定と奈良電車区の関西線前面黄色帯付鶯色の4連×2の8連による運転となっている。
今回から朝ラッシュ時にも運転されることになった関西線直通の区間快速は大阪環状線内では各駅停車である。
大阪環状線内でのダイヤパターンとしては従来どおり全区間3分15秒間隔で各駅停車タイプの列車のみが運転されており,その一部が関西線に直通するという形である。
なお,今改正ダイヤで運転されている区間快速は外回り3本,内回り2本のみである。
桜島線ではおよそ6分間隔で線内折返し運転を行っている。
天王寺〜京橋〜大阪では,10分間隔の環状列車,
20分間隔の天王寺〜京橋〜大阪の区間運転列車とこの区間は各駅停車の大和路快速をあわせて各駅で概ね5分間隔となっている。
大阪〜西九条〜天王寺では,環状列車が10分間隔,
快速運転の大和路快速が20分間隔。
運転本数は下表とおりである。快速運転でも大阪環状線内では途中駅での追い越しはない。
新大阪〜阪和線・紀勢線を直通するくろしお系統が西九条〜新今宮で大阪環状線を走るが大阪環状線内は全駅通過である。
桜島線は工場地帯への通勤輸送がメインであるため昼間の利用客が極端に少なく,103系6両編成が30分ごとに線内折り返し運転されているだけである。
天王寺 | 京橋 | 大阪 | 西九条 | 天王寺 | |||||||
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大和路快速 | 3本 | →奈良・加茂 | |||||||||
環状 | 6本 | ||||||||||
区間運転 | 3本 | ||||||||||
西九条 | 桜島 | ||||||||||
桜島線普通 | 2本 |
夕方ラッシュ時は今回から全区間4分間隔となり,各駅停車タイプの列車が運転されているが,
5本に1本(20分間隔)を区間快速として関西線と直通運転している。
桜島線ではおよそ10分間隔で線内折返し運転を行っている。