JR神戸線を走った
甲種鉄道車両輸送列車

JR貨物

EF65

和田岬線兵庫からDD51に推進されて川重へ向かうEF65PF  JR貨物新鶴見機関区のEF65PFにATS-PFを取り付ける改造が川重兵庫工場で順次行われています。

 改造のための川重入場時には,定期貨物列車の無動力回送などで吹田信号所まで送られ, 吹信〜神戸貨物ターミナル(鷹取)〜兵庫(和田岬線)までDD51にて牽引,兵庫〜川重兵庫工場はDD51により推進(入換)運転にて川重構内に押し込まれます。 (川重引込み線分岐は和田岬線兵庫駅場内信号機の内方にあり,兵庫駅構内。) 改造完了後の出場時は川重で製作された新車と同様に輸送されます。

写真:和田岬線兵庫からDD51に推進されて川重へ向かう新鶴見区EF65PF更新車(赤ナンバープレート)<2005/06/30 兵庫付近 EF65 1076>

2005/07/03追加

EH500

 JR貨物のEH500は,首都圏〜北海道(五稜郭)の直流・交流混在線区で機関車を付け替えることなく直通させるために製作された 交直流3電源方式のVVVFインバータ制御車で,「ECO POWER・金太郎」の愛称がつけられています。 2車体・8軸で構成されており,ED75重連以上の性能を持つとともに青函トンネルも走行可能で, 従来のEF65〜ED75重連〜ED79重連で継走していた貨物列車を1両のEH500で運転されます。

 今回は新造車の輸送ではなく,九州・関門地区での試験のため, 2004年3月21日から24日までの4日間かけて新鶴見から北陸まわりで北九州貨物ターミナルまでEH500-25が甲種輸送されました。

甲種輸送中のEH500-25<2004/03/23 西ノ宮>

甲種輸送中のEH500-25 EH500の愛称「金太郎」ロゴ
2004/03/24追加

EF510

公式試運転中のEF510-3  JR貨物のEF510は,日本海縦貫線(湖西・北陸・信越・羽越・奥羽)および常磐線などで運用されているEF81の後継機として製作された 交直流3電源方式のVVVFインバータ制御車で,「ECO POWER・RED THUNDER」の愛称がつけられています。

 川重兵庫工場から甲種輸送として神戸貨物ターミナル(鷹取)まで牽引された後, 神戸貨物ターミナル〜姫路貨物ターミナル〜吹田信号所の間で公式試運転が行われました。

公式試運転中のEF510-3<2003/12/03 垂水>

2003/12/10追加

M250系

鷹取で待機中のJR貨物M250系  JR貨物のM250系コンテナ電車「スーパーレールカーゴ」(Super Rail Cargo)は 従来の機関車+貨車方式の貨物列車とは異なる電車型コンテナ貨物列車として開発されました。 基本編成は4M12Tで,先頭車は電動車でMc250形,中間電動車(両端から2両目)がM251形,付随車はT260形およびT261形。 31フィートコンテナを電動車には1個,付随車には2個搭載することができます。

 第1編成は2002年10月,第2編成は2003年3月に電動車が川重兵庫工場で竣工し,甲種輸送されていきました。

鷹取で待機中のJR貨物Mc250-3ほか電動車4連<2003/03/25 鷹取>

2003/03/25追加

DF200

鷹取で待機中のJR貨物DF200  DF200は北海道におけるDD51の後継機として製作された電気式ディーゼル機関車で,エンジンにより発電し,VVVF制御された誘導電動機によって駆動します。 「ECO POWER・RED BEAR」の愛称がつけられています。

 JR貨物の機関車と貨車は川重兵庫工場でも製作され,遠隔地で使用される車両は配置地区まで機関車で牽引されます。

 甲種輸送中の車両には車両メーカーなどの担当者が添乗しますが,機関車の長距離輸送では機関車内に添乗することに無理があるためか, 鷹取からは,今ではあまり見られなくなった車掌車ヨ8000形を連結して走行するようです。

鷹取でヨ8000を連結して待機中のJR貨物DF200-60<2002/12/18 鷹取>

2002/12/25追加

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