2001年6月23日から粟生線4連直通運転が実現したが,まだまだ車両の動きに目が離せない。 なお,1000系列の編成の動きについては別ページにまとめている。
2001年6月23日のダイヤ改正で5連運用が減少したため,増結用2連が過剰気味となっている。
冷房車の1350形および1370形は引き続き5連に組み込まれているか,電気連結器付密着連結器を一般の密着自動連結器に変更して他車と3〜4連を組んで使用されているが,
非冷房車2連は使用されることが少なくなっている。
そんな中,1310×2が見津車庫へ回送され,留置されている。留置場所は,これまで廃車となった車両が解体されるところである。
ただ,2001年7月5日には車輪転削中の3010×4とともに,バッテリー充電のためか1310×2のパンタグラフも上げられており,
この編成がすぐに廃車となるかは微妙なところである。(通常の運用の中で見津車庫に留置されているときは,パンタグラフは下げられている。)
写真は見津車庫に留置中の1310×2(2001年7月5日撮影) この日はパンタグラフが上げられていた。
+1310- | -1309* |
その後,1310×2は鈴蘭台車庫に回送され,かわって1064-1073が見津車庫に留置されている。この車両も後に営業運用に復活している。
+1064- | -1073* |
1000系列塗装の扉部分直線的塗分け変更が工場入場時など塗装時に順次進められている。
*1112-1206-1111+ | 2001年10月 |
*1108-1204-1107+ | 2002年2月 |
1991年6月の1320形を最後に冷房化改造がストップしていたが,2001年6月〜8月にかけて,10年ぶりに冷房化改造が行われた。
対象は1074で,同時に種別行先表示器の自動化と側面への追加,新開地方運転台の一部機器撤去と半永久連結器化が行われた。
1074の冷房改造などの改造と同時に,増結用2連であった1352×2で,種別行先表示器の自動化と側面への追加,
1351の運転台一部機器撤去と半永久連結器化などの改造が行われた。
それとともに,これらの車両が連結されて3連となったが,塗装は改造前の状態のままであるため,3連固定編成的ながら新旧塗装が混結された状態となっている。
+1352- | -1351- | -1074+ |
2001年10月29日頃から両端が1070形の4両編成が出現。8月に組成された1352-1351-1074の新開地側に1075を連結したもの。
編成中に2両の1070形が組み込まれたのは,少なくとも営業運転では初めてのことと思われる。
さらに両端を1070形で固めたこと,一部は使用できない状態ながら運転台が4両編成で6ヶ所もあることなど,非常に興味深い編成である。
+1075+ | +1352- | -1351- | -1074+ |
1週間ほどで1075を開放されてこの編成は消滅した。その後,同じ編成として数日間復活。
2001年6月23日のダイヤ改正時から,有馬口〜有馬温泉の折返し列車がワンマン運転になるとともに公園都市線運用が増加することから, 1150形と1100形の一部が川重兵庫工場にてワンマン運転対応改造が行われている。
ワンマン化改造第3編成として2001年6月5日〜7日に1104×3が川重兵庫工場へ向けて搬出された。
2001年7月19日には川重を横切る公道から見えるピット線に入っているのが見えた。
また,7月27日には1103が川重和田岬線側出入り口付近でトレーラ積載状態で待機中。
7月27日と30日の2回に分けて同編成は市場にて搬入された。なお,この時点では車両間転落防止対策の幌は設置されていない。
1104×3の搬入後,8月上旬に1106×3が搬出され,同様の改造を受けて2001年9月20日〜21日に市場経由で搬入された。
10月3日〜4日には1108×3が搬出され,11月20日〜21日に市場経由で搬入。
11月27日〜28日,今度は,冷房改造されたばかりの1074,そして同車と固定編成化された1352×2が搬出され,2002年1月23日〜24日に搬入された。
+1104- | -1202- | -1103+ | 2001年6月〜7月 |
+1106- | -1203- | -1105+ | 2001年8月〜9月 |
*1108- | -1204- | -1107+ | 2001年10月〜11月 |
+1352- | -1351- | -1074+ | 2001年11月〜2002年1月 |
これまでの神鉄1000系列車両の種別表示幕は,手動巻き取り式では神鉄独特の細い字体, 自動で側面にも種別・行先表示を備えているものは丸ゴシック様の字体であったが, 2002年1月に1360など手動巻き取り式ながら種別が自動巻き取り式字幕と同じ丸ゴシック体の表示幕に変更された。 これは,全車両が4ノッチ改造されて車両限定がなくなった特快速の表示を追加するためのようである。 そのため,4両編成の先頭にたつ可能性のある車両は順次変更された。
写真は手動巻き取り式ながら種別が自動巻き取り式字幕と同じ丸ゴシック体の表示幕に変更された1360
1991年6月の1320形を最後に冷房化改造がストップしていたが,10年ぶりに冷房化改造が行われた。
改造されたのは1074および1310-1309である。
1074は,2001年6月〜8月に種別行先表示器の自動化と側面への追加改造工事,新開地方運転台の一部機器撤去と半永久連結器化と同時に改造工事が行われた。
1310-1309は2002年4月に1309の電気連結器撤去と密着自動連結器への変更と同時に改造工事が完了した。
1100形以外の2扉車で冷房改造されたのはこれが初めてである。
-1074+ | 2001年 8月 | |
+1310- | -1309+ | 2002年 4月 |
これまでワンマン運転対応化は3両編成のみであったが,2002年から4両編成の3000系がワンマン運転対応化改造され始めた。
改造第1編成として3004Fが2002年7月に出場した。
公園都市線が1991年10月開業時から,有馬口〜有馬温泉折り返し列車が2001年6月から,いずれも3両編成でワンマン運転を行っているが,
今後,4両編成のワンマン運転対応化が進捗したときにはワンマン運転区間が拡大されていくものと思われる。
3000系のワンマン運転対応などのおもな改造内容は・・・
+3004- | -3103- | -3104- | -3003+ | 2002年 7月 |
+3006- | -3105- | -3106- | -3005+ | 2002年 9月 |
+3008- | -3107- | -3108- | -3007+ | 2002年10月 |
+3002- | -3101- | -3102- | -3001+ | 2003年 1月 |
+3010- | -3109- | -3110- | -3009+ | 2003年 2月 |
+3012- | -3111- | -3111- | -3011+ | 2003年 4月 |
2002年9月にワンマン対応改造されて3006Fが出場したが,なんと3006号車の前面のみ,ベースが白色に塗装されている。
3000系につづいて5000系もワンマン運転対応化改造が開始された。 改造第1編成として2002年7月頃から5010Fに施工されている。
8月上旬には留置線に -5110-5009 の片ユニットだけが留置されていたので, このときに 5010-5109- が工場内などで戸閉センサおよび転落防止幌台座取り付けなど車体外側の改造が行われたと思われる。 8月中旬ごろに -5110-5009 が留置線から姿を消すとともに,戸閉センサおよび転落防止幌台座取り付けなどを済ませた 5010-5109- が留置線に現れ, 留置線で車内設備の改造が行われているのが見られた。
5010Fは2002年9月3日に試運転されたあと,営業運用に就いている。
+5010- | -5109- | -5110- | -5009+ | 2002年 9月 |
+5008- | -5107- | -5108- | -5007+ | 2003年 1月 |
+5002- | -5101- | -5102- | -5001+ | 2003年 3月 |
+5004- | -5103- | -5104- | -5003+ | 2003年 4月 |
+5006- | -5105- | -5106- | -5005+ | 2003年 5月 |