神戸電鉄の種別・行先表示幕をまとめました。
1000系列には,前面に手動巻き取り式で独特の字体の行先表示器と種別表示器が設置されていた。
1987年以降の新造車は表示器が自動巻き取り式になって側面にも設置された。 さらに字体が丸ゴシック体になり,行先表示幕の配色が反転されて黒地に白文字となった。
1989年以降は冷房化などの大規模改造時に表示器も当時の新造車と同じものに改造・追加された。
2001年から手動巻き取り式行先表示幕の交換時に,独特の字体のままで配色が反転になった新しいタイプのものになっている車両がある。
さらに2002年から手動巻き取り式の種別表示幕が自動巻き取り式と同じタイプのものに変更されているものも現れた。 これは,全車両が4ノッチ改造されて車両限定がなくなった特快速の表示を追加するためのようである。
タイプ | 写真 | 巻取 | 装備車両 |
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A | 手動 | 1986年以前の新造時。現在も非冷房と1988年までに冷房化された車両。 | |
B | 手動 | タイプAの車両の一部で行先表示幕のみ交換された車両。 | |
C | 手動 | タイプAの車両の一部で種別表示幕のみ交換された車両。 | |
D | 手動 | タイプAの車両の一部で行先表示幕と種別表示幕が交換された車両。 | |
E | 自動 | 1987年以降の新造車および1989年以降に冷房化された車両。(例外的に1376-1375は1320形からの先頭車化改造時にこのタイプになっている。) その他の車両も含めてワンマン運転対応改造時に1000系列全編成がこのタイプとなった。 | |
F | 自動 | 2017年初め頃から前面にもローマ字が追加された。 |
行先表示幕 | ||||
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行先配色→ | 白地に黒文字 | 黒地に白文字 | ||
字体 | 神鉄独自 | 丸ゴシック | ||
種別表示幕 | 神鉄独自 | A |
B |
該当なし |
丸ゴシック | C |
D |
E・F |
1000系列の側面表示幕は,1987年以降の新造車および1989年以降に冷房化された車両に取り付けられており,種別と行先が1枚に一体化されている。
3000系には,当初から前面および側面に自動巻き取り式の行先表示器と種別表示器が設置されていた。 ただし,1981年製3012Fまでと1989年製3014Fからは寸法が異なっている。 さらに,前者の側面表示器は種別と行先がひとつの窓の中にまとめて設置されていたが,後者は前面と同様に完全に独立して設置されている。 なお,前者も,ひとつの窓の中ながら当初は種別と行先が独立していたが,後に種別と行先を合わせて1枚の幕にしたものに変更,同時にローマ字になっている。
2000系と5000系には,3000系後期車と同じサイズと構成の自動巻き取り式行先表示器および種別表示器が前面と側面に設置されている。