神戸電鉄でかつて存在した塗色に復刻された車両をご紹介します。
神戸電鉄では,1928年11月28日に湊川〜有馬温泉において営業開始して2018年で90周年を迎えるのを記念して,メモリアルトレインを運行しています。
これは,現役1000系列車両に神鉄でかつて存在した旧塗装を施すもので,2種類の車両塗色を各1編成に再現するものです。
2編成目は, 1960年代から1980年代にかけて1000系列までのほぼすべて車両に塗装されたオレンジとシルバーグレーのツートンカラーで,1360F(4両編成:1360-1359-1358-1357)に再現されています。
2018年7月22日(日)のお披露目では,事前募集制のデビュー記念特別列車「昭和レトロトレイン」として道場南口〜ウッディタウン中央の間で運行され, 通常の営業運行は3両編成のみの公園都市線を走る珍しいシーンが展開されました。
それに先立つ同日午前に道場南口車両留置施設において,デビュー記念の昭和レトロフェスタが開催されました。
先に登場していたスプリンググリーン+シルバーグレーの1152Fと並べられ,時折,種別と行先の表示が変更されての撮影会が行われるとともに, 車内では神戸電鉄の旧駅舎や車両のポスターが展示されています。
翌日の2018年7月23日から一般運用に就いています。
1編成目として, 1950年代から1960年代にかけて一部の車両に塗装されたスプリンググリーンとシルバーグレーのツートンカラーが,1152F(3両編成:1152-1251-1151)で再現されています。
2018年5月19日(土)に谷上駅1・2番線ホームにおいてデビューイベントが開催されました。 午前中にメモリアルトレインが2番線で展示された後,出発式が行われ,希望者先着120名を乗せて谷上〜岡場で1往復の特別運行が行われました。
車内では神戸電鉄の旧駅舎や車両のポスターが展示されています。
翌日の2018年5月20日から一般運用に就いています。