2007年の夏休みも終盤を迎えた8月26日(日),神鉄で初めてミステリートレインが運行されました。 広報誌「SUZURAN」VOL64で募集され,抽選で当選した家族約160名を乗せて走ったミステリートレインを追いかけてみました。
9時53分頃,ミステリートレインのヘッドマークを前後に掲出し,側面の窓にも同じデザインのステッカーが貼られた5020Fが, 鈴蘭台駅を粟生線に向けて,まだ乗客を乗せずに回送で出発していきました。
その回送の前に電気機関車701号が,珍しくホッパー車を連結せずに単機で三田方面へ出発していきました。これもミステリートレイン関係?
ミステリートレインは西鈴蘭台駅で抽選当選家族を乗せて行ったとのこと。
第1の目的地は見津車庫。 ここでは在姿状態で車輪の転削ができる転削盤で作業する様子を間近で見学できたそうです。 実演に使用された車両は1073号車でした。
第2の目的地は鈴蘭台車庫。 こちらでは,ミステリートレインに乗ったまま洗車機を通る体験ができたとのこと。
第3の目的地は岡場駅。 ここでは自動改札機などの駅設備,遠隔監視システムなどの見学がありました。
そして最後となる第4の目的地は道場南口の車庫。 こちらでは,先に回送されていた電気機関車701号のほか,デヤ750形も待機。
701号では機関車の内部見学,デヤ750形ではレールの積み下ろしの実演が行われていました。
今回のミステリートレインでは,普段は鉄道利用者にはあまり目の触れることがない部分を紹介し, 鉄道への理解を深めてもらおうという神戸電鉄関係者の意気込みが感じられるイベントだったようです。