鉄道の動きについて,さまざまな情報源から得られた情報を独断と偏見で選んで雑録します。
山陽電気鉄道の前身である神戸姫路電鉄により1923年8月19日に明石・姫路間で開業して2023年で100周年を迎えるのに合わせて, 山陽電車で明石・姫路間開業100周年記念ロゴの策定や,記念ヘッドマークの掲出,側面への旧シンボルマークを復刻掲出などの記念企画が実施されました。
ヘッドマークは4種類で,それぞれ令和・平成・昭和・大正の各時代の主力車両と明石・姫路などの沿線情景に春・夏・秋・冬の季節を織り込まれたデザインとなっおり, 2023年7月24日から順次掲出されています。
おもに直通特急に充当される6両編成の多数の編成には,
大阪・神戸方先頭車に大正時代(冬・神戸姫路電気鉄道1形)と昭和時代(秋・820形・2000系・3000系)
姫路方先頭車に令和時代(春・6000系)と平成時代(夏・5000系)
が描かれたヘッドマークが2枚看板で掲出されました。
また,おもに普通・S特急に充当される4両編成(5000F(2023年12月7日頃まで)・3100F)は,
神戸方先頭車に昭和時代(秋・820形・2000系・3000系)
姫路方先頭車に令和時代(春・6000系)
おもに普通列車に充当される3両編成(3006F・3018F)には,
神戸方先頭車に大正時代(冬・神戸姫路電気鉄道1形)
姫路方先頭車に平成時代(夏・5000系)
が描かれたヘッドマークが掲出されました。
また上記の3両編成と4両編成には,1983年5月から2007年3月まで車両側面に掲出されていた旧シンボルマークが復刻されました。
なお,5000Fは2023年10月下旬から明石天文科学館100周年とのコラボ企画によりヘッドマークが変更・追加されました。
さらに,2023年12月7日頃から検査入りとなり,検査出場後の2024年1月21日頃からは5000F神戸方3両+5008F姫路方3両の6両編成に組み替えられ, 両先頭車とも明石天文科学館100周年とのコラボヘッドマーク付でおもに直通特急で運用されています。
神戸市営地下鉄では,沿線の幼稚園・保育園の子供たちの願いを記した短冊が窓に飾られた「ひこぼし号」と「おりひめ号」が七夕シーズンに走ります。
2023年は7月1日から8月22日まで,たなばた列車「ひこぼし号」・「おりひめ号」が運行されています。
西神・山手・北神線・・「ひこぼし号」6129F,「おりひめ号」6130F
海岸線・・・・・「ひこぼし号」5106F,「おりひめ号」5107F
この年も海岸線ではヘッドマークが掲出されましたが, 西神・山手・北神線ではホームドア設置により前面のヘッドマークが見難くなった駅が多くなったためかヘッドマークはなく,先頭部の側面扉横へのステッカー貼り付けとなっています。 デザインは前年と同じで両線区共通。 神戸市営地下鉄のマスコットキャラクターを主体とし,ひこぼし号は「ゆうちゃん」,おりひめ号は「北神弓子ちゃん」が描かれたものとなりました。
海岸線
毎年7月24日から25日にかけて大阪で行われる天神祭に向けて,阪急電鉄では一部の編成に「天神祭」ヘッドマークが掲出されます。
2023年の「天神祭」ヘッドマークはデザインが一新され,7月1日から7月25日まで各本線2編成ずつに掲出されました。 (写真は神戸線1010×8R)
前回2019年までは,「祇園祭」ヘッドマークが掲出されていた編成のうちの2編成が祇園祭の前祭の翌日7月18日に「天神祭」ヘッドマークに取り替えられていましたが, 2023年は「天神祭」ヘッドマークも「祇園祭」ヘッドマーク掲出編成とは別に7月1日から掲出されていました。
毎年7月1日から7月31日まで京都で繰り広げられる祇園祭にあわせて,阪急電鉄では一部の編成に「祇園祭」ヘッドマークが掲出されます。
2023年の「祇園祭」ヘッドマークはデザインが一新され,前祭と後祭を通じて7月1日から7月24日まで各本線4編成ずつ掲出されています。 (写真は神戸線1007×8R)