山陽の車両装飾

山陽3000系復刻

山陽3000系旧標準色 懐かしのツートンカラー

 山陽電鉄の鋼製車は,現在,クリーム色の車体に赤と黒の帯が入った塗装となっていますが, 1948年から1988年までの車体標準色はクリームイエローとネイビーブルーのツートンカラーでした。

 2016年からの6000系新造に伴い3000系が順次引退していく中で, リニューアルされずに車体が原型を保っている鋼製未更新車として最後の定期検査を受ける3030F4連を,3000系登場時の旧標準色ツートンカラーに復刻し, 2019年7月5日から2021年春ごろまで営業運転することになりました。

 2019年7月に最後の定期検査を出場して旧標準色ツートンカラーに復刻された3030Fは,3000系未更新車最終出場記念復刻ツートンカラーヘッドマークを掲出し, 7月5日に姫路駅で記念式典が行われた後,姫路から東二見まで事前募集の団体列車として運行され,翌7月6日から通常運用に就いています。

山陽電鉄3000系旧標準色ツートンカラー3030F 山陽電鉄3000系未更新車最終出場記念復刻ツートンカラーヘッドマーク
2019/07/07 記

山陽3000系初期アルミ車前面復刻

 3050系後期アルミ車の前面と同様の車番位置と太い朱色帯に変更されていた3000系初期アルミ車2編成のうち,3000Fの前面が新造時の車番位置と細い赤帯に復元されています。 2015年10月24日の山陽鉄道フェスティバル2015で3000号車の前面が復元された姿で披露され,11月はじめから両先頭車とも復刻された姿で営業運用に就いています。

山陽3000系アルミ車前面復刻3000×3

 1964年末に落成し,1965年から営業運用開始。当時まだ珍しかったアルミ製車体であることから鉄道友の会ローレル賞を受賞。 50年経った今も現役で走り続けていますが, 山陽電車公式Facebook「えすこーとさんよう」の2015年8月8日の記事に,同編成が7月に最後の定期検査を受けたとの記述がありますので,残念ながら引退するのも遠くないと思われます。

2016/02/14 記

 2017年10月19日に,3000系トップナンバーの3000F(3000-3001-3600)が11月22日に営業運行を終了し,翌11月23日に3000号さよならイベントを行って引退することが発表されました。 引退を前に11月17日から11月22日まで,Last Run ヘッドマークが掲出されて通常の営業運用に就きました。 そして,2017年11月23日には事前募集制「3000号さよならイベント」団体列車で姫路→明石→東二見を, ローレル賞受賞記念プレートを模したヘッドマークを掲出して最後の本線走行を飾りました。


2016/02/14 開設
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