神戸市営地下鉄西神・山手線では,新型車両6000系が2018年から2023年にかけて新造され,既存の1000系から3000系が順次引退することになっています。 引退してゆく車両に掲出されたヘッドマークをご紹介します。
1988年4月の北神急行開業にともなう相互直通運転開始に合わせて登場した神戸市交通局2000系は, 6000系新造の進捗により4編成とも2021年度に営業運用を終了し,順次廃車されています。
最後まで残っていた2122Fには,2022年3月2日から「ありがとう2000形 Last Run 2022.3」と記されたヘッドマークが掲出され,3月19日が最終営業運用となりました。
2000系最終運用後,2022年年4月10日・11日に名谷車両基地において,事前募集制の引退記念ツアーが催行される予定です。
神戸市交通局3000系は神戸市営地下鉄西神・山手線(西神延伸線)で西神南駅が開業した1993年にデビューしましたが,6000系新造により2019年8月から廃車が進められました。 そして,最後まで残っていた3128Fに2021年7月1日から「ありがとう3000形 Last Run 2021.7」と記されたヘッドマークが掲出され,7月24日に運用を終えて3000系全編成が引退しました。
3000系最終運用後,2021年7月25日と8月1日に名谷車両基地において,事前募集制の引退記念ツアーが催行されました。
神戸市営地下鉄西神線が新長田〜名谷で1977年3月13日に開業して以来,41年にわたって走り続けてきた1000系1101Fの両先頭に, 2018年7月7日がラストランであることを示すヘッドマークが2018年7月1日から掲出されました。
ちょうど1週間,通常運用に就き,七夕の7月7日に涙雨の降る中,最後の営業運用を終えました。
しかしその後,7月12日にヘッドマークなしで通常営業運用に就き西神車庫に入庫,1201〜1601号車はそのまま西神車庫内で廃車処理が行われています。