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国鉄型車両

【JR】和田岬線103系ラストランヘッドマーク

2001年7月1日の和田岬線電化以来22年にわたって同線専属で運用されてきた103系R1編成が2023年3月18日のダイヤ改正で勇退することとなり,前後で異なる2種類のヘッドマークが2月27日から最終日3月18日まで掲出されました。

JR和田岬線103系ラストラン感謝ヘッドマークを掲出するR1編成

JR和田岬線103系ラストラン感謝ヘッドマークを掲出するR1編成(クハ103-247)

JR和田岬線103系ラストランありがとうヘッドマークを掲出するR1編成

JR和田岬線103系ラストランありがとうヘッドマークを掲出するR1編成(クハ103-254)

私の場合,和田岬線103系R1編成を撮影したのは何らかのヘッドマークをつけているときだけで,普段の姿(ヘッドマークなし)を殆ど撮れていませんでした。

これまでの和田岬線103系とその前キハ35引退時のヘッドマークは神戸鉄道資料館JR>ヘッドマークでご覧ください。

【SL】JR北海道C11_207号機の今後

JR北海道が保有する蒸気機関車C11 207号機。
復活後は観光シーズンにSL函館・大沼号などで走っていました。

小沼湖畔を行くSL函館大沼号

小沼湖畔を走っていた頃のSL函館大沼号C11_207

既に東武鉄道がこのカマの貸与を受けて東武鬼怒川線でSL列車の復活を計画し,JR北海道,秩父鉄道,大井川鐵道で要員養成も始まっていることが発表されています。
そして,2016年4月21日,車両と施設の計画概要が,東武鉄道から次のように発表されました。

  • SL(C11)・・・JR北海道から貸与
  • 車掌車(ヨ8000)・・・JR貨物とJR西日本から譲渡
  • 客車(12系・14系)・・・JR四国から譲渡
  • DL(DE10)・・・JR東日本から譲渡
  • 転車台・・・JR西日本から譲渡

ということで,多数の鉄道事業者から協力を受けています。

駒ケ岳を見ながら走るSL函館大沼号

駒ケ岳をバックに走っていた頃のSL函館大沼号C11_207

年間最大140日程度とSL列車が運行される機会が大幅に増えるのはいいのですが・・・

ここまで大掛かりになると,現役時代から北海道で走り続けてきた蟹目のC11 207号機は貸与とは言え,もう北海道へ戻ることはなさそうな気がします。
個人の我がままを言うと,馴染みのある北海道で走り続けてほしかったなぁ~

転車台にしても,すでに復活は有り得なかったのでしょうけどJR西日本から2箇所の転車台もなくなってしまうのですね。

ここは前向きに考えて,末永く有効活用されることを願うことにしましょう・・・

【津軽海峡鉄景色】~29~江差線~3

北海道新幹線が開業してからも津軽海峡線で見られる車両・・・北海道側では・・・

江差線五稜郭~木古内は北海道新幹線と並行する在来線ということでJR北海道から切り捨てられ,第三セクターの「道南いさりび鉄道」に引き継がれましたが,車両はJR北海道からキハ40が9両譲渡されています。

函館山を望む津軽海峡沿いを行くJR北海道キハ40

函館山を望む津軽海峡沿いを行くJR北海道キハ40

このうち2両は既に観光情報発信列車「ながまれ号」として外観と内装が変更されていますが,残りの7両はとりあえずはJR北海道時代ほぼそのままの姿で走っているようです。

そして,貨物列車は津軽海峡線専用といってもいいEH800による牽引のみに・・・。

津軽海峡をバックに江差線を行くEH800牽引貨物列車

津軽海峡をバックに江差線を行くEH800牽引貨物列車

2015年8月の時点ですでにED79が牽引する姿は見られず,EH800に置き換えられていました。

【津軽海峡鉄景色】~25~ドラえもん海底列車

さかのぼって2006年7月に撮影したJR北海道781系「ドラえもん海底列車」・・・

781系ドラえもん海底列車

781系ドラえもん海底列車

1988年3月に津軽海峡線が開業した時から,青函トンネルには非常時の避難場所として設置された定点を活用して,青森側に竜飛海底駅,北海道側に吉岡海底駅が見学用として開設されていました。

そのうちの吉岡海底駅が,1998年3月からアニメ「ドラえもん」とタイアップした展示スペース「ドラえもん海底ワールド」としても利用され,そのアクセスを担う快速「海峡」用のED79と客車の一部をドラえもんでラッピングし,「ドラえもん海底列車」として運転されていたようです。

快速「海峡」が2002年11月末で運転を終了すると,2003年7月からは781系6両1編成をドラえもんファミリーでラッピングするとともに客室を改装し,「ドラえもん海底ワールド」へのアクセス専用列車「ドラえもん海底列車」として運転されていました。

北海道新幹線の工事が始まると,定期列車の吉岡海底駅停車が2006年3月になくなり,同年8月で「ドラえもん海底ワールド」が終了するとともにアクセス専用列車「ドラえもん海底列車」も運行終了しています。

【津軽海峡鉄景色】~22~特急白鳥~1

特急 白鳥 と言えば,関西から北陸地方の方にとっては,大阪と青森との間を十数時間かけて走った白鳥 ・・・

ボンネット485系特急白鳥

485系特急「白鳥」(大阪~青森)

を思い浮かべる方も多いのでは・・・私も2回,青森から大阪まで乗り通しました。

しかし,2001年3月に運転区間が分割されて一旦愛称が消滅した後,2002年12月東北新幹線八戸延伸時に八戸~青森~函館を結ぶ新たな特急として愛称 白鳥は再出発していました。

津軽海峡をバックに江差線を行く485系3000番代 白鳥

津軽海峡をバックに江差線を行く485系3000番代 白鳥

2010年12月に東北新幹線が新青森まで延伸すると,運転区間が新青森~青森~函館に変更されています。
使用車両は大阪~青森の白鳥と同じく485系ですが,リニューアルされたJR東日本の3000番代。ここまで姿形が変わると同じ485系とは思えません。

函館山を望む津軽海峡沿いを行く485系3000番代 白鳥

函館山を望む津軽海峡沿いを行く485系3000番代 白鳥

その2代目白鳥も北海道新幹線の開業により運行終了,同時に全国で唯一残っていた485系の定期運行も終えたのでした・・・

【津軽海峡鉄景色】~20~江差線~1

いよいよ江差線に入ります。

はるばる大阪や上野から走り続けてきた夜行列車で夜を明かし,長いトンネルを抜け,ゆっくりと津軽海峡沿いを走る列車に乗っていると,いよいよ北海道に入ってきたことを感じたものです。

かつては,ここを,

カシオペア

ED79に牽引されて江差線を行くカシオペア

ED79に牽引されて江差線を行くカシオペア

トワイライトエクスプレス

ED79に牽引されて江差線を行くトワイライトエクスプレス

ED79に牽引されて江差線を行くトワイライトエクスプレス

北斗星

ED79に牽引されて江差線を行く北斗星

ED79に牽引されて江差線を行く北斗星

の順に,赤いED79に牽かれて行きました。

【津軽海峡鉄景色】~14~知内~1

2016年3月26日,新青森から新函館北斗まで北海道新幹線が開業しました。

これまで在来線が走り,今回新たに新幹線が走るようになった区間には,見学専用の竜飛海底駅と吉岡海底駅とともに地上区間で一般旅客扱いする駅がふたつありました。
ひとつは本州に,先にご紹介した津軽今別駅。
もうひとつは北海道に知内駅。
いずれも駅前に道の駅があるほかは周囲にはこれといったものがないという共通点がありましたが,新幹線の開業では明暗が分かれました。

津軽今別は新幹線の駅「奥津軽いまべつ」となりましたが,知内は旅客扱いが2014年3月に廃止され,信号場(湯の里知内信号場)となってしまいました。

そんな知内駅を通っていた列車たち・・・夜行列車から・・・

初夏の夜明け頃,まずはカシオペア・・・

海峡線を行くED79牽引カシオペア

海峡線を行くED79牽引カシオペア

続いて,トワイライトエクスプレス・・・

海峡線を行くED79牽引トワイライトエクスプレス

海峡線を行くED79牽引トワイライトエクスプレス

間をおいて,北斗星・・・

海峡線を行くED79牽引北斗星

海峡線を行くED79牽引北斗星

ところで,北海道新幹線は,年間の需要予測150万人,予想収支48億円の赤字(減価償却費等を除いても11億円の赤字)という巨大赤字路線。神戸近郊では年間の輸送人員600万人,収支10億円の赤字の路線の存廃が議論されている中での新線建設。疑問に思うのは私だけ?

【津軽海峡鉄景色】~13~青函隧道~1

2016年3月21日まで青函トンネルを駆け抜けてきた列車たち・・・

JR東日本485系「白鳥」

青函トンネルを抜けてきたJR東日本485系白鳥

青函トンネルを抜けてきたJR東日本485系「白鳥」

JR北海道789系「スーパー白鳥」

青函トンネルを抜けてきたJR北海道789系スーパー白鳥

青函トンネルを抜けてきたJR北海道789系「スーパー白鳥」

JR貨物EH500形牽引貨物列車

青函トンネルを抜けてきたEH500牽引貨物列車

青函トンネルを抜けてきたEH500牽引貨物列車

もうここ青函トンネル出入り口でその姿を見ることはできません・・・

【津軽海峡鉄景色】~10~急行はまなす~3

青函トンネルを抜け,津軽海峡を臨む江差線を走って函館に到着した急行「はまなす」はDD51にバトンタッチ。しばしの休息の後,札幌へ向かいます。

雪の函館駅で出発を待つDD51牽引 はまなす

雪の函館駅で出発を待つDD51牽引 はまなす(2014年1月)

ここは先日ご紹介した函館駅での青函連絡船へ航送貨車を出し入れしていた写真とほぼ同じ場所。

キハ183系500番代オリジナル色北斗の横で連絡船に貨車を押し込むDE10

すでに架線が張られていた函館駅(1987年10月)

27年の時の流れを感じます。

そして,今朝,最後の旅路の終着駅に着いたようです。

ラストスパートをかけるDD51牽引 はまなす

ラストスパートをかけるDD51牽引 はまなす(2013年8月)

28年間、お疲れ様でした・・・

【津軽海峡鉄景色】~09~急行はまなす~2

ついに急行「はまなす」の最終列車が青森駅を発ちました。
ED79重連の牽引だったようですね。

2012年2月に「日本海」乗り納め&撮影で津軽地方へ来たとき、雪の夜に青森駅で出発を待つ はまなす もED79重連でした。

雪の青森駅で出発を待つED79重連牽引 はまなす

雪の青森駅で出発を待つED79重連牽引 はまなす(2012年2月)

一般の乗客を乗せて青函トンネルをくぐる在来線最後の列車,本州から,さようなら・・・