2006年3月25日,初めて長野電鉄へ。 見事に晴れて雲ひとつなく青空が広がったこの日,桜沢から都住までを歩きながら, まだまだ雪を載せた信州の山々をバックに2000系特急をメインに各形式を撮影しました。
2扉でごく一部の座席を除いてクロスシートである2000系。 1957年〜1964年にかけてA編成からD編成まで3連4編成が新造された長電オリジナルの車両です。
長野線(長野〜湯田中)を昼間はおもに特急として走っていましたが,朝ラッシュ時には普通列車にも充当されていました。
東急8500系3連2編成が転入し,2005年9月2日から運用開始したことにより,B編成が2005年8月29日付で廃車となってしまいました。 さらに,東急から8500系第2陣3連2編成が転入し2006年9月3日から運用開始, そして小田急10000系が1000系として転入し,2006年12月9日のダイヤ改正からA特急「ゆけむり」として運転開始すると同時に2000系は基本的にA特急から撤退, C編成がダイヤ改正当日の最終運転をもって引退しました。 なお,2000系は信州中野〜湯田中で普通列車扱いとなるB特急と一部の普通列車で走るほか,1000系検査時にはA特急でも走るようです。
2000系で1964年に最終編成として増備された4本目D編成は,前面にスカートが取り付けられています。
こちらはスカートがないA編成。スカートの有無で雰囲気が随分違いますね。
普通列車用としては現在のところ主力なのは元・営団日比谷線3000系の3500系(2連)と3600系(3連)。 耐寒対策および勾配対策(抑速ブレーキ)が施されて1993年から1997年に転入。
8500系は元・東急8500系で,今後の普通列車用として主力となるべく2005年から順次転入してきていますが, 現在のところ抑速ブレーキ機能がなく,信州中野〜湯田中へは乗り入れできないようです。
OS10系は,長野電鉄オリジナルで1980年に2連1編成のみ新造された車両。 しかし,ワンマン化対応されず,木島線の廃線に伴い車両が余剰となり2003年に廃車されましたが,まだ須坂駅構内に留置されています。