長野電鉄

2000系リバイバル塗装と1000系ゆけむり

 長野電鉄1000系は,小田急10000系を4両に短縮,塗色も若干変更されて転入, 整備・試運転の後,2006年12月9日ダイヤ改正からA特急「ゆけむり」として運転が開始されました。 一方,A特急を1000系に譲った2000系は,朝・夕の一部区間各駅停車となるB特急とその前後に僅かに普通列車で運転されるだけになってしまいました。

 そんな中,2007年3月15日で特急列車運転50周年になることを記念して, 2000系A編成が1957年デビュー当時のマルーン色に塗り替えられ、2007年2月17日から運行開始されていました。 さらにD編成も,昭和40年代から1990年までの2000系の塗色であった「りんご色」に塗り替えられ,2007年8月25日から運行開始されています。 これにより,1990年からの2000系特急塗色は消滅してしまいました。

 2007年初秋,リバイバル塗装となった2000系と前年12月から営業運行を始めていた1000系ゆけむりを訪ねてきました。

 まずは定番の夜間瀬川橋梁の朝。 湯田中発長野行B特急2本と湯田中への送り込みの普通などで2000系が2編成とも往来します。

 この日,1本目の2000系はマルーン色となったA編成。 ヘッドマークも特急運転50周年記念を示すものが掲出されています。

夜間瀬川橋梁を渡るマルーン色2000系A編成2001×3
2000系マルーン色A編成

 2000系2本目がりんご色。こちらのヘッドマークは従来どおりのものです。

夜間瀬川橋梁を渡るりんご色2000系D編成2007×3
2000系りんご色D編成

 2000系2本目は湯田中からのB特急で長野へ向かった後,車庫のある須坂まで普通列車として1.5往復するので,それを狙って須坂以西へ。

附属中学前付近を走るりんご色2000系D編成2007×3
2000系りんご色D編成

 再び夜間瀬川橋梁へ向かいます。

 小田急時代の11車体連接から4車体連接に短くなり,色も一部変更された長電1000系。 コンパクトになり,明るくなった印象を受けていい感じですね。

長野電鉄2000系1031×3
1000系ゆけむり

 夕方になってまた走り出した2000系を待ちます。 夕方も1本目はマルーン色のA編成。50周年記念ヘッドマークは朝に撮った反対側運転台とは違ったデザインのものが掲出されていました。

長野電鉄マルーン色2000系A編成2002×3
2000系マルーン色A編成

参考〜旧特急色時代の2000系〜

 初めて2000系を撮ったとき,まさかこんなに早くにこの塗色が見られなくなるとは夢にも思っていませんでした・・・

旧特急色時代の2000系A編成2001×3
2000系旧特急色A編成


2007/10/28 記
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