205系

スカイブルー帯205系

205系(概要)

205系 編成表

概要

 205系は,製造時のコストダウンのため制御装置を界磁添加励磁・抵抗制御方式とし, ステンレス車体で国鉄時代の1985年に山手線に投入されてからおもに関東地区で量産された。 最初の1次車10両×4編成の側窓は2段窓であったが,2次車以降は下降式1段窓のすっきりした外観となっている。

 関西地区には,国鉄末期の1986年に東海道・山陽線緩行(普通)の103系の一部の置き換え用として205系7両×4編成が投入された。

 さらにJRに移行してから,JR西日本独自のタイプで205系1000番代4両×5編成が1988年に阪和線へ投入された。 国鉄タイプとの違いは,前面窓の形状と補助電源がSIVになったことである。

 0番代は東海道・山陽(琵琶湖線・JR京都・JR神戸)線草津〜加古川のほか,福知山線新三田,湖西線堅田まで足を伸ばしていたが, 321系の新製に伴い2005年12月から2006年2月にかけて日根野電車区に転属し,6連2本と8連2本に組み替えられて阪和線で運用されていた。 しかし,2010年12月に阪和線で225系5000番代が営業運用を開始すると205系0番代運用も置き換えられて全車宮原総合運転所に転属, 再び7両編成となって321系と同様のラインカラーに変更されたうえで,2011年3月ダイヤよりJR神戸線・JR京都線の尼崎〜京都で運用されている。

 1000番代は現在も阪和線専用で運用されている。

編成

205系 0番代

神ホシ時代(新製時1986年〜2006年)

 関西地区の205系0番代は,新製時から東海道・山陽線緩行(普通)にて7両固定編成で運用されてきた。 運用区間は東海道・山陽(琵琶湖・JR京都・JR神戸)線草津〜加古川のほか,福知山線新三田,湖西線堅田まで足を伸ばしていた。

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クハ205 モハ205 モハ204 サハ205 モハ205 モハ204 クハ204
搭載機器FRMG CpFRMG Cp
番代0000000

搭載機器・・・FR:界磁添加励磁・抵抗制御装置,MG:補助電源,Cp:コンプレッサ

大ヒネ時代(2006年〜2010年)

 東海道・山陽線緩行線への321系の新製配置に伴い,神ホシの205系0番代は全車大ヒネに転属するとともに8連と6連に組み替えられた。 運用区間は阪和線天王寺〜和歌山で,8連は快速のみ,6連は各種別で運転されている。

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クハ205 モハ205 モハ204 サハ205 サハ205 モハ205 モハ204 クハ204
搭載機器FRMG CpFRMG Cp
番代00000000
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クハ205 モハ205 モハ204 モハ205 モハ204 クハ204
搭載機器FRMG CpFRMG Cp
番代000000

搭載機器・・・FR:界磁添加励磁・抵抗制御装置,MG:補助電源,Cp:コンプレッサ

大ミハ(2011年〜2013年)

 阪和線への225系5000番代の投入により205系0番代は宮原総合運転所に転属となり,321系と同様のラインカラーに変更されたうえで, 再び関西地区の東海道・山陽線緩行(普通)に7両固定編成で運用されている。 運用区間は東海道・山陽(JR京都・JR神戸)線京都〜尼崎で,平日朝のみの限定運用となっている。

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クハ205 モハ205 モハ204 サハ205 モハ205 モハ204 クハ204
搭載機器FRMG CpFRMG Cp
番代0000000

搭載機器・・・FR:界磁添加励磁・抵抗制御装置,MG:補助電源,Cp:コンプレッサ

近ヒネ(2013年〜)

 2013年3月ダイヤ改正時に東海道・山陽線緩行線から再び撤退,205系0番代は全編成が6連化されて近ヒネに転属した。 ラインカラーが当初のスカイブルーに変更されるとともに,205系1000番代と区別するために前面の帯下部と乗務員室扉に細いオレンジラインが追加されている。 なお,余剰となったサハ205×4両は近ミハで保留となっている。

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クハ205 モハ205 モハ204 モハ205 モハ204 クハ204
搭載機器FRMG CpFRMG Cp
番代000000

搭載機器・・・FR:界磁添加励磁・抵抗制御装置,MG:補助電源,Cp:コンプレッサ

205系 1000番代

 205系1000番代は新製時から阪和線にて4両編成または2編成併結して8両編成で運用されている。 運用区間は阪和線天王寺〜和歌山で,8両編成では快速のみで運転されている。

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クハ205 モハ205 モハ204 クハ204
搭載機器FRSIV Cp
番代1000100010001000

搭載機器・・・FR:界磁添加励磁・抵抗制御装置,SIV:補助電源,Cp:コンプレッサ


2001/02/03作成,2015/04/06最終更新

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