鷹取〜兵庫でJR神戸線(山陽本線)下り列車線と並んでいる小運転線は,最近は和田岬線で運用される車両の回送のみに使用されていました。 1999年12月ごろに電化されるとともに訓練用信号設備も設置され,昼間に列車が走らなかったこの区間を訓練線として活用することになり, 2000年4月から実際に電車を使用して訓練が行われています。
2001年7月の和田岬線電化以降,小運転線での訓練には普段は和田岬線用の103系6連が使用されていますが, 2010年2月19日には京都総合運転所(京キト)所属の湘南色113系C13編成(クハ111-5715×4連)が使用されていました。
訓練終了後,和田岬線兵庫から鷹取を経て山陽本線列車線上りを回送されていきました。
写真は,訓練終了後に鷹取に回送されてきたところ。
2001年1月30日(火)に和田岬線への小運転線で訓練に使用されていた阪和色113系が故障して動けなくなり,クモヤ145-1109が救援したようです。
同日夜に鷹取でクモヤ145-1109を連結した阪和色113系4連が停車しているのが見られました。
なお,この車両故障のため和田岬線車両の回送ができず,夕方の和田岬線列車に遅れが生じたようです。
クハ | モハ | モハ | クハ | クモヤ | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
111 | 113 | 112 | 111 | 145 | ||||
5135 | − | 5156 | − | 5156 | − | 5399 | + | 1109 |
訓練線としても使用するために電化された和田岬線への小運転線では,阪和色113系を使用して訓練が行われているようです。 2000年4月21日にも訓練が行われていまして,12:00前後には,和田岬線兵庫駅を青信号で出発直後にプシュッと非常ブレーキ?で急停車, 最徐行で後退してホームのところまで戻った後,鷹取方面へ走っていくのが見られました。 使用されていた編成は,
クハ | モハ | モハ | クハ | |||
---|---|---|---|---|---|---|
111 | 113 | 112 | 111 | |||
5135 | − | 5156 | − | 5156 | − | 5399 |
1999年12月頃に鷹取〜兵庫の小運転線が電化されました。
阪神大震災直後にはこの区間の内側電車線が使用できなかったため,この回送線を一部電化のうえ下り外側列車線とつないで下り線として使用されたことはありましたが,
今回は兵庫駅まで真新しい架線柱も建てられて本格的な電化設備となっています。
ただし,兵庫駅部分はホーム側の線のみ,和田岬線(兵庫〜和田岬)も電化される気配がありません。