キヤ141-キクヤ141は2両1ユニットを組む気動車タイプの検測車で,2006年2月に2編成が新製されました。
これまで,443系電気検測車で行ってきた信号通信関係の検測と,マヤ34で行ってきた軌道状態の検測の両方を1編成で行える検測車です。
キヤ141で信号通信関係の測定,キクヤ141で軌道の状態を,いずれも走行しながら検測します。
写真はキヤ141-2−キクヤ141-2
2004年8月に在来線技術試験車として3両編成のU@techが登場しました。 この試験車の目的は,車上〜地上の間で大容量デジタル伝送技術を実用化して列車状態情報の伝送や旅客情報サービスの提供などを行うための試験を行うことです。 また,駆動方式として永久磁石同期電動機の開発も計画されているとのことです。
3両の車両はいずれも改造車で,その編成と種車はつぎのとおりです。
U@tech | 種車 |
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クモヤ223-9001 | クモハ223-9001・・・川重の近郊型試作車※ |
サヤ213-1 | サハ213-1・・・旧マリンライナー213系 |
クヤ212-1 | クロ212-1・・・旧マリンライナー213系 |
2004年秋以降に各地で試験走行が行われていたようです。写真は同年11月29日にJR神戸線での試験走行していたもの。(両先頭車クヤ212-1とクモヤ223-9001)
クモヤ443-クモヤ442は2両1ユニットを組む交直流電車タイプの電気検測車で, クモヤ443で架線の状態を,クモヤ442でATS・軌道回路・踏切制御など信号関係の状態を,いずれも走行しながら検測します。 国鉄型特急電車スタイルで各車両にパンタグラフを搭載していますが,クモヤ442のパンタは走行用,クモヤ443のパンタは検測用として装備しています。
キヤ191-キヤ190は2両1ユニットを組む気動車タイプの電気検測車で, キヤ191でATS・軌道回路・踏切制御など信号関係の状態を,キヤ190で架線の状態を,いずれも走行しながら検測します。 国鉄型特急”電車”に似た姿をしていますが,非電化区間の検測もできる気動車ですが,気動車でありながらパンタグラフを検測用として装備しています。
マヤ34は,走行しながら軌道の状態を検測する高速軌道検測車です。
自車の電源用の発電機を持ち,双頭式の連結器を備え,ほとんどの車両と連結することが可能です。
JR神戸線・山陽線では寝台特急列車「なは」に連結されて検測の任務に就くことがあります。(写真2枚目は「なは」の牽引機次位に連結されたマヤ34。)