粟生線活性化

 神戸電鉄粟生線は1952年に全線開通し,沿線に住宅地が開発されて利用者数が増加しましたが, 1992年度の1,420万人をピークに少子高齢化や自動車交通との競合激化等で利用者数が激減,2008年頃にはピーク時の半分近くになってしまいました。

 そこで,地域公共交通の活性化及び再生に関する法律に基づき,沿線の関係自治体などで組織される「神戸電鉄粟生線活性化協議会」が設置され, 安全性向上のための設備投資への支援,鉄道利用者の利便性向上および利用促進を図る事業が進められることになりました。 その一環として,車両を装飾したり,特別列車を走らせるなどのイベントが開催されています。

ラッピング列車

HAPPY TRAIN☆

 粟生線活性化の取り組みの一環として,粟生線の魅力を車両いっぱいに表現したラッピング列車「HAPPY TRAIN☆」が2012年3月から走っています。

 「HAPPY TRAIN☆」は,神戸芸術工科大学の学生から募集した作品27点の中の推奨3点から,インターネットなど一般の投票約1200票から選ばれたデザインで, 5002Fの両先頭車にラッピングされています。

 5001号車には小野市の市花「ひまわり」と「赤とんぼ」,5002号車には三木市の市花「さつき」と「みつばち」が大きく描かれています。 中間車には粟生線キャラクター「しんちゃん」と「てつくん」も。

 2012年3月25日に,志染駅でお披露目式と一般募集の当選者を対象にした試乗(志染〜見津車庫〜鈴蘭台)&撮影会(見津車庫)が行われ, 翌日から通常の営業運行に就いています。

HAPPY TRAIN☆5002号車 HAPPY TRAIN☆5001号車 HAPPY TRAIN☆5002号車

2014/11/02 テーマごとに分離

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