鈴蘭台車庫で一般公開の形での開催が定着した神鉄トレインフェスティバル。2009年は絶好の天気に恵まれた10月4日に開催されました。
門を潜って工場の敷地に入ると,まず目に入ったのが神戸新交通,神戸市交通局,山陽電鉄,そして神戸電鉄のオリジナルグッズ販売コーナー。
さらに行くと,神鉄の電車部品などの販売。吊り輪,硬券の切符,旧型のスタフ(運転士時刻表)用紙などのほか, 1000系列の前面貫通扉に取り付けられていた行先種別表示器,神戸電鉄開通80周年とミステリートレインのヘッドマークなどがオークション形式で出品されていました。
工場の建屋に入ると,いろいろな機器が展示され,操作体験できるものもあります。
パンタグラフ昇降操作体験では,昨年まで下枠交差形パンタグラフでしたが,今年は6000系で採用されているシングルアームパンタグラフに変わっていました。
その横にはトレインフェスティバルで初登場となる踏切警報機・遮断機の展示。試験機で操作すると警報・遮断機が動作するようになっていました。
恒例となったトラバーサーでの台車抜き取り実演は1360号車で実施。 鉄道模型運転会は神鉄の新旧車両たちが快走,運転士気分になってマスコン・ブレーキハンドルを操作する運転シミュレータとともに子供たちに大人気でした。
トレインフェスティバルのもうひとつの新企画「電車のおなかを見てみよう」は,ピットに潜って電車の床下を見学できるというもの。 今回は抵抗制御車1359号車の隙間なく機器が取り付けられている内部の様子を見ることができます。
また,1359号車の外側ではドア開閉操作体験が行われていました。
こちらは恒例の電気機関車701号の内部公開。係員の方に案内していただきながら見学することができます。こちらも人気で常時長蛇の列でした。
その近くに留置されている6002Fでは,今年はちびっこ運転士・車掌体験のみが行われていました。
検車庫では土日祝日関係なく毎日行われる点検の合間を縫って車両撮影会があります。 昨年に続いて元101号車改造の牽引車も検車庫前でモデルに。 検車庫内では,1075F,3001F,5001Fが並んでいます。
そのほか,5006Fによる洗車体験,工場内では6000系ミニトレイン,カーリングゲーム,ビンゴゲームなど,様々な企画が催されていました。
今年もいろいろな展示,体験などを通して子供たちにも鉄道に親しみを感じてもらい, 神鉄ファン・鉄道ファンになってもらおうという神鉄の方々の意気込みが感じられるイベントで,1日楽しませていただきました。