[708] 【神鉄】ブレーキ
投稿者:Red-Climber 投稿日:2002/08/24(Sat) 18:53:25 |
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こんにちは。題としては神鉄と区別していますけど、ほとんどの鉄道に当てはまると思います。 電車は高速域でのブレーキは発電もしくは回生ブレーキですけど、空気を使わないのにブレーキ圧計は振れます(どうして?)。あと、高速域でのブレーキを解除したときにぷしゅーとエア音がします(どうして?×2)。これって矛盾しているような気がします。すみませんが、どなたか教えて下さいm(__)m。 |
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Re: 【神鉄】ブレーキ 投稿者:快速急行 - 2002/08/24(Sat) 22:20:30 少ししかわからないですけど、 回生ブレーキは、通常使用している回路を逆向きにして、走行モーターをブレーキとして使用するんだけれども、ブレーキをかけ始めてからその相当数のモーターが発電する力まで時間がかかるんだよね。でも、ブレーキを入れたらすぐに効いて欲しいじゃない、だから不足する分を空気によって補うんだよ。だから、最初少しは、空気がシリンダーに入っているからプシュウーっていう音がするんだよ。
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Re: 【神鉄】ブレーキ 投稿者:サンダーバード98号 - 2002/08/24(Sat) 23:30:38 ブレーキの件ですけども、ご存知の通り、電車のブレーキには制輪子で車輪(ブレーキディスク)を押さえつける空気ブレーキのほかに、発電・回生ブレーキ(電気ブレーキ)がありますね。運転士がブレーキ操作をしたら、当然ブレーキ動作をするわけですが、快速急行さんが仰る通り、電気ブレーキが立ち上がるまでに少々時間を要します。その電気ブレーキが立ち上がるまでに空気ブレーキが先に立ち上がり、電気ブレーキが立ち上がると、電気ブレーキを優先する為に空気ブレーキは一度解除されます。 高速域でのブレーキ解除の件ですが、電気ブレーキだけでは編成に必要なブレーキ力を補えない場合は空気ブレーキを併用します。最近では「T車遅れ込め方式」と言って、編成の電気ブレーキ力を編成に必要なブレーキ力から差し引いて差し引かれて残ったブレーキ力(不足分)をT車の数で割ってそれぞれのT車に均等なブレーキをかける方式になっています。式で言うと。編成に必要なブレーキ力−電気ブレーキ力=不足分 不足分÷編成、もしくはユニットにあるT車の数…という訳ですね。 分かりにくい文章になってしまいました、大変申し訳御座いません。 |
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Re: 【神鉄】ブレーキ 投稿者:サンダーバード98号 - 2002/08/24(Sat) 23:41:16 そうそう、最近の電車では、時速0.7km/hまで電気ブレーキが可能な全電気ブレーキ・純電気ブレーキ(日立や三菱など、VVVF製造メーカーによって呼び方が違う)もあるようですよ。 |
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Re: 【神鉄】ブレーキ 投稿者:サンダーバード98号 - 2002/08/24(Sat) 23:53:51 連続で申し訳ありません。電気ブレーキは、主電動機を発電機として作用させる事によってブレーキ力を得て、発生した電気を抵抗器で消費させたり(発電ブレーキ)、架線に送り返して知覚をを走行中の電車に供給したり、変電所に送り返したり(回生ブレーキ)して、最近の電車は103系などの電車に比べて消費電力は約47%、走る為に消費する電力の50%近くの電力を回生ブレーキによって返電している為に大変省エネで、制輪子の磨耗も大変少なくなっています。また、電気ブレーキの場合、制輪子の様に摩擦で直接ブレーキ力を得ていないので、滑走しにくいという利点もあり、車輪のフラット防止にも貢献しています。 |
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Re: 【神鉄】ブレーキ 投稿者:フレしん1号 - 2002/08/27(Tue) 21:59:26 こんばんは、フレしん1号ですぅ!
MBSA意外の車両にのブレーキ圧力計には、針が2つあって・・・ 赤針・・・直通管圧力 黒針・・・ブレーキシリンダ圧力 を表示しています。運転士がブレーキ操作をすると直通管の圧力(赤い針)が動きます。 で、電気ブレーキが効かない速度まで落ちると、今度はブレーキシリンダの針(黒い針)が振れます。 この仕組みを説明すると長文になるので省略(実は出来ないと云う・・・)します。
3000形等で運転室の後ろに居ると、ブレーキを弛める度に「じゃ〜」って音がしますが これは、その「直通管」の圧力が抜ける音だそうです。
ではでは・・・
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Re: 【神鉄】ブレーキ 投稿者:Red-Climber - 2002/08/28(Wed) 08:32:00 ありがとうございます。ちなみに、発電ブレーキを解除したときにもエア音がしたような気がしますが・・・・ |
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Re: 【神鉄】ブレーキ 投稿者:サンダーバード98号 - 2002/08/28(Wed) 16:39:00 >発電ブレーキを解除したときにもエア音がしたような気がしますが・・・
電気ブレーキとは、走行用に使用していた主電動機を発電機として動作させ、それによりブレーキ力を得るというものです。この電気ブレーキには、発電・回生と二種類ありますがこれは、減速時(抑速時)に主電動機で発電された電流をどの様にして消費するかで呼び分けられるのです。
・回生ブレーキ 走行用として使用していた主電動機を発電機として動作させ、それで発電された電流は架線(軌条)を介して変電所や近くを走行中の電車に供給します。もし、近くの列車が惰行していたり、回生ブレーキを使用していたときには回生ブレーキは機能しません。(いわゆる回生失効)
・発電ブレーキ 走行用として使用していた主電動機を発電機として動作させる。ここまでは同じです。それで発電された電流は、架線(軌条)へと送り返されず、屋根上(床下)に設置されているブレーキ抵抗器で熱として電流を消費させ、ブレーキ力を得るということです。
回生ブレーキ・発電ブレーキとも主電動機で発電された電気をどの様にして消費されるかこそ違いますが、原理は同じです。発電ブレーキ中も空気ブレーキは『待機』の状態ですが、この前の書き込みの様に、電気ブレーキだけでは編成全体に必要なブレーキ力を得られない場合があります。そんなときには空気ブレーキを併用してブレーキ力を補うわけです。だからブレーキ解除時にエア音がしたのではないでしょか?また、直通ブレーキ管のエア音かもしれません。ちなみに神鉄5000系は回生失効した時に備えて、発電ブレーキを装備しています。停車時にVVVF音が弱々しくなってしまった時なんかそうです (VVVF音って言っても良いのかどうか??)
長文失礼いたしました。 |
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Re: 【神鉄】ブレーキ 投稿者:れいらっく@神戸鉄道資料館 - 2002/08/29(Thu) 00:05:48
みなさんの回答と重複する部分もありますし,厳密に言うと違う部分もあるかもしれませんが,概要としては次のように考えてよいのではないかと思います。
ブレーキそのものに電気ブレーキ(回生ブレーキまたは発電ブレーキ)と空気ブレーキがあるほか,ブレーキの指令方式にも電気指令式と空気の圧力で指令するものがあります。
電気指令式は,運転台のブレーキハンドルの軸がカムスイッチになっており,ハンドル操作することにより,編成に引き通された数本の指令線が電気的に入り切りされます。その指令線の入切の組み合わせによりブレーキ力が各車両のブレーキ制御装置に伝達されます。電気的な動作ですので,運転台からはエアの音はしません。その代わり,ハンドルを操作したときに接点が入り切りするカリカリという音が聞こえてくるかもしれません。
空気の圧力でブレーキ力を指令するものは,フレしん1号さんのご説明のとおりで,直通管の圧力でブレーキ力が各車両のブレーキ制御装置に伝えられます。したがって,回生or発電ブレーキ動作であってもブレーキハンドルを操作すると運転台からエアの音が聞こえてくる場合もあります。
それとは別に,M車で回生or発電ブレーキ動作中でも,わずかに空気ブレーキを動作させています(運転台の圧力計のBC圧の動きを見てみてください。)。ですから,この場合のM車でもブレーキを緩めたときにはエアが抜ける音がします。 わずかに空気ブレーキを動作させているのは,回生or発電ブレーキが失効したときに素早く空気ブレーキ力を得ることができるようにするためです。
もちろん,T車では空気ブレーキが動作しています(遅れ込め制御の場合は回生or発電ブレーキがフルに動作しても不足している分,そうでない制御ではT車自身の必要ブレーキ力分)ので,ブレーキを緩めたときにはエアが抜ける音がします。
ただし,抑速ブレーキでは空気ブレーキは全然動作していないかもしれません。抑速ブレーキは長い下り勾配で速度が上がらないようにするのが目的であるため,長い間空気ブレーキを動作させるとシューが過熱してブレーキの効きが悪くなるからです。
そんなわけで電気ブレーキでも結構エアの音がするものです。
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