【神鉄】空転 投稿者:北鈴の住人 投稿日:2004/03/24(Wed) 15:21 No.6331 |
今日神鉄に乗っていてふときずいたのですが、阪急や阪神とかは雨の日よく空転するのに神鉄の車両が空転するのを聞いたことがありません。制輪子が鋳鉄だからとか噂(僕の周りでは)を耳にしますがはっきりとした理由がわかりません、どなたか教えていただけないでしょうか? |
| Re: 【神鉄】空転 サンダーバード98号 - 2004/03/24(Wed) 19:56 No.6334 |
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確かに神鉄はあまり空転する事が少ないですね。あくまでも私の推測ですが、阪神(急行系)や阪急の場合はM車とT車で編成を構成していますが、神鉄では急勾配が多いという地理的条件からオールMの編成が多いです。オールMという事は、それぞれの車輪の粘着係数が高くなるという事で、空転がしにくいのではないかと思います。もちろん阪神の普通車もオールMで、空転する事が少ないそうです。(雨の降り始めではさすがに運転士も1ノッチ起動してましたが。) ちなみに、鋳鉄制輪子は、高速域での制動の効果は少ないそうですが、低速域での制動率は非常に強いそうです。 |
| Re: 【神鉄】空転 北鈴の住人 - 2004/03/24(Wed) 21:04 No.6335 |
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>サンダーバード98号さん ありがとうございます。M車の比率が高いほど空転しにくいということですね。 |
| Re: 【神鉄】空転 れいらっく@神戸鉄道資料館 - 2004/03/25(Thu) 00:05 No.6337 |
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M車の比率が高いほど空転しにくいのですが,オールMだから車輪の粘着係数が高くなるということはありません。粘着係数の高低はレール面と車輪踏面との間の状態によって変化しまして,濡れた状態,とくに雨の降り始めのときが粘着係数が低くなるようです。M車比率と粘着係数は直接には関係ありません。
M車の比率が高いほど空転しにくいのは,同じ加速度を出すのに,M車の比率が高いとM軸1軸あたりの所要粘着力が低くてよいので,その粘着力が降雨時など粘着係数が低くても粘着限界より十分に小さくてすむからです。
JR西日本のVVVF車では1M2Tが基本であるため1軸あたりの所要粘着力が大きく,降雨時など粘着係数が低いときには空転しやすいと思われますが,最近は空転滑走抑制の制御技術が進歩してきて,空転しかけたところでトルクを弱めることで,加速度は若干低くなるものの空転に至らずに何とか粘着状態を保ったまま加速を続けるようになっています。(先日の降雨時にも,モーター音が一定に変化していくいつもの音と違って,上がったり下がったり唸りしながら加速をしていく様子が聞こえました。) |
| Re: 【神鉄】空転 サンダーバード98号 - 2004/03/25(Thu) 11:39 No.6339 |
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こんにちは、確かに編成中にM車が多いほど空転は防げますが、粘着係数とは直接関係が無かったみたいです、誤解を与えてしまいましたこと、お詫びいたします。粘着係数とは、車輪の粘着力を軸重で割った値でした。 とある神鉄の本によりますと、「T車を含まなかった車に比べると、粘着が苦しくなる」という記述がありました。粘着係数に関係ないながらも、粘着が苦しくなり空転する可能性が高くなるとのことでした。 ところで最近のVVVF車両では、殆ど全てがコンピュータ制御といっていいですから雨の降り始めなどでも「大空転」というほどの空転は発生しないようです。さらに神鉄デ1100形でも、空転検知器を採用しているとのことです。(線路脇にある空転検知器のボックスとは何か関係あるのでしょうか?) |
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