学園都市・新神戸 延伸開業

1985年6月18日

 既に営業していた両端駅から同時に延伸され, 名谷〜学園都市 および 大倉山〜新神戸 が新たに開業し,ようやく神戸の都心・三宮乗り入れを果たした。 これによって,妙法寺・名谷・学園都市周辺のニュータウンから乗換えなしに三宮へ移動できるようになった。
 学園都市〜名谷 は地上区間と山岳タイプのトンネルばかりで,地下鉄というよりはむしろ完全な都市近郊鉄道といった趣である。
 新たに開業した総合運動公園駅周辺には, その後のオリックスブルーウェーブのホームグラウンドとなったグリーンスタジアム神戸を中心にユニバー記念陸上競技場などが整備され, 延伸開業した年にはユニバーシーアード神戸大会も開催されて,地下鉄も臨時列車が大増発されたそうである。

 延伸開業に先立って1000系5両編成4本が増備され,開業時には5両編成15本となった。
 運行は,学園都市〜新神戸 の通し運転のほか,名谷〜新神戸 の折返し運転もある。
 名谷が対向式2面2線から島式2面4線に拡張され,直通列車は外側線を使用。 新神戸からの折返しは西行内側線到着→入庫線途中まで引上げ→東行内側線出発が基本パターンとなった。 なお,総合運動公園では,通常は島式ホームのみ使用し, 外側ホームはゲームあるいはイベント開催で混雑時のみ降車ホームとして使用されている。(東行線外側ホームはほとんど使用されてない。)

 新たに乗換駅として,三宮(JR・阪急・阪神),新神戸(新幹線)が加わった。

学園都市・新神戸 延伸時の配線図

平日ダイヤパターン
区間 朝ラッシュ 昼間 夕ラッシュ
学園都市〜名谷 12分間隔 10分間隔/20分間隔交互 15分間隔
名谷〜新神戸 6分間隔 10分間隔 7.5分間隔

学園都市・新神戸 延伸時 車両編成表
←学園都市
Mc2 - M1 - T - M1' - Mc2'
+[1101 - 1201 - 1301 - 1501 - 1601]+
+[1102 - 1202 - 1302 - 1502 - 1602]+
+[1103 - 1203 - 1303 - 1503 - 1603]+
+[1104 - 1204 - 1304 - 1504 - 1604]+
+[1105 - 1205 - 1305 - 1505 - 1605]+
+[1106 - 1206 - 1306 - 1506 - 1606]+
+[1107 - 1207 - 1307 - 1507 - 1607]+
+[1108 - 1208 - 1308 - 1508 - 1608]+
+[1109 - 1209 - 1309 - 1509 - 1609]+
+[1110 - 1210 - 1310 - 1510 - 1610]+
+[1111 - 1211 - 1311 - 1511 - 1611]+
+[1112 - 1212 - 1312 - 1512 - 1612]+
+[1113 - 1213 - 1313 - 1516 - 1613]+
+[1114 - 1214 - 1314 - 1514 - 1614]+
+[1115 - 1215 - 1315 - 1515 - 1615]+
赤字が今回増備された車両
[0000 : 運転台方向←
0000] : 運転台方向→
+ : 電気連結器付密着連結器
- : 棒連結器


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