沿線の住宅開発に伴い輸送量が急増し,特に鈴蘭台〜湊川(〜新開地)の輸送力が逼迫してきた 神戸電鉄有馬線のバイパスとして建設されていた北神急行が,1988年4月2日に開業した。 同時に神戸市営地下鉄とも相互直通運転を開始した。
北神急行は, 新神戸 と 谷上 を結ぶ7.5kmの路線であるが,六甲山を貫いているため途中駅がない珍しい鉄道である。
従来,谷上〜新開地〜三宮を神戸電鉄〜神戸高速乗り継ぎで約40分であったのが,北神急行〜神戸市営地下鉄直通で10分と所要時間が大幅に短縮されたが, 北神急行の運賃が高い上に三宮以遠へは神戸市営地下鉄の運賃もプラスされ,さらに神戸電鉄沿線からは神戸電鉄の運賃も加算される上,谷上での接続も良いとは言えず, 乗車人員は予想よりかなり下回っているようである。
開業に先立って,北神急行は,7000系5両編成5本が新造された。 また,神戸市交通局でも同時に増発などで新形式2000系5両編成4本が新造された。 北神急行7000系がVVVF車であったのに対して, 神戸市交2000系は1000系の流れを汲むチョッパ制御車であった。
運行は,神戸市営地下鉄の列車の一部を北神急行谷上まで延長した形で, 北神急行線内折返し列車はない。 北神急行直通列車は 西神中央〜谷上 の通し運転を基本としているが,ラッシュ時には学園都市,名谷 折返し運転もある。
なお,神戸市交車と北神急行車の運用は完全に分離されている。
北神急行 開業1番電車 と 神戸市交の北神急行乗り入れ1番電車
区間 | 朝ラッシュ | 昼間 | 夕ラッシュ |
---|---|---|---|
西神中央〜学園都市 | 8〜12分間隔 | 15分間隔 | 6〜12分間隔 |
学園都市〜名谷 | 6〜8分間隔 | 15分間隔 | 6分間隔 |
名谷〜新神戸 | 3〜4分間隔 | 7.5分間隔 | 6分間隔 |
新神戸〜谷上 | 8〜9分間隔 | 15分間隔 | 6〜12分間隔 |
←西神中央 神戸市交 | 北神急行 谷上→ |
Mc2 - M1 - T - M1' - Mc2'
|
Tc - M1 - M2 - M3 - Tc
|
+[1101 - 1201 - 1301 - 1501 - 1601]+ +[1102 - 1202 - 1302 - 1502 - 1602]+ +[1103 - 1203 - 1303 - 1503 - 1603]+ +[1104 - 1204 - 1304 - 1504 - 1604]+ +[1105 - 1205 - 1305 - 1505 - 1605]+ +[1106 - 1206 - 1306 - 1506 - 1606]+ +[1107 - 1207 - 1307 - 1507 - 1607]+ +[1108 - 1208 - 1308 - 1508 - 1608]+ +[1109 - 1209 - 1309 - 1509 - 1609]+ +[1110 - 1210 - 1310 - 1510 - 1610]+ +[1111 - 1211 - 1311 - 1511 - 1611]+ +[1112 - 1212 - 1312 - 1512 - 1612]+ +[1113 - 1213 - 1313 - 1516 - 1613]+ +[1114 - 1214 - 1314 - 1514 - 1614]+ +[1115 - 1215 - 1315 - 1515 - 1615]+ +[1116 - 1216 - 1316 - 1516 - 1616]+ +[1117 - 1217 - 1317 - 1517 - 1617]+ +[1118 - 1218 - 1318 - 1518 - 1618]+ +[2119 - 2219 - 2319 - 2519 - 2619]+ +[2120 - 2220 - 2320 - 2520 - 2620]+ +[2121 - 2221 - 2321 - 2521 - 2621]+ +[2122 - 2222 - 2322 - 2522 - 2622]+ |
+[7051 - 7501 - 7601 - 7511 - 7151]+ +[7052 - 7502 - 7602 - 7512 - 7152]+ +[7053 - 7503 - 7603 - 7513 - 7153]+ +[7054 - 7504 - 7604 - 7514 - 7154]+ +[7055 - 7505 - 7605 - 7515 - 7155]+ |
赤字が今回増備された車両 | 全車が今回新造された車両 |
[0000 : 運転台方向←
0000] : 運転台方向→ + : 電気連結器付密着連結器 - : 棒連結器 or 半永久密連 |