113系・115系 履歴

S編成4連転属(1995〜1999年)

 1995年1月17日の兵庫県南部地震によりJR神戸線では六甲道駅の高架崩壊など甚大な被害が生じた。 このため,2ヵ月半に渡ってJR神戸線が分断されて運転方法が大きく変更された。 車両も東西に分かれて残り,基本的にはそれぞれの区間で運用された。(一部の車両は播但線〜福知山線経由などで回送されている。)
 復旧が進んで運転区間が延びるとともに運転本数が増加するにつれて車両が不足したため,他区所からの借入が行われ, 113系・115系も奈良・岡山・広島地区から借り入れられた。 その際,110km/hに対応していない113系・115系は向日町運転所で使用され,向日町運転所の110km/h対応113系C編成が網干電車区に貸し出されるなど, 京阪神地区内でも貸借が行われている。

 1995年4月20日のダイヤ変更では,宮原電車区の4両編成が向日町運転所に転属して宮原電車区所属の113系は6両編成のみとなった。 ただし,湖西線・草津線用の5700/7700番代限定編成とJR神戸・京都線快速用5000/7000番代の2種類がある。
 その他は大きな異動はない。

網干電車区(神ホシ)

 東海道・山陽 本線で快速として,7両編成と4両編成を組み合わせて7両・8両・11両・12両編成で運用されている。
 一部の115系が岡山電車区などに里帰りし,115系の編成パターンがひとつになった。113系とは共通運用である。

K編成
←上り方 クハ111 モハ113 モハ112 サハ111 モハ113 モハ112 クハ111
搭載機器 RMG CpRMG CpCp
番代 5000/71005000/70005000/70005000/70005000/70005000/70005300/7000
←上り方 クモハ115 モハ114 モハ115 モハ114 モハ115 モハ114 クハ115
搭載機器 RMG CpRMG CpRMG Cp
番代 6500/58006500/580065006500650065006000/5300

F編成
←上り方 クハ111 モハ113 モハ112 クハ111
搭載機器 RMG CpCp
番代 5000/71005000/70005000/70005300/7000

搭載機器・・・R:抵抗制御,MG:補助電源,Cp:コンプレッサ

宮原電車区→宮原総合運転所(大ミハ)

 4両編成が向日町運転所に転出し,6両編成のみとなった。
 5700/7700番代はおもに湖西線および草津線で運用されていたが,東海道・山陽の快速にも充当される運用もある。 0/2000番代は東海道・山陽の快速に充当されている。
 5700/7700番代は基本的に編成単位で管理されていたようで,4両編成の車番末尾は新製時から揃えられたままで推移している。
 一部のモハ112(編成中1両)のパンタグラフが増設されて2台になっている。

S編成(6両)S01〜(湖西線・草津線)
←上り方 クハ111 モハ113 モハ112 モハ113 モハ112 クハ111
搭載機器 RMG CpRMG CpCp
番代 570057505750575057505750

S編成(6両)S31〜(JR神戸・京都線)
←上り方 クハ111 モハ113 モハ112 モハ113 モハ112 クハ111
搭載機器 RMG CpRMG CpCp
番代 5000/71006000/75006000/75006000/75006000/75005300/7000

向日町運転所(京ムコ)→京都総合運転所(京キト)

 宮原電車区から5700番代4両編成が転入し,同じ113系4両編成でも運用が2種類となった。
 元々向日町に所属していたC編成はおもに山陰本線京都〜園部(嵯峨野線)で運用され,新たに宮原から転入してきたL編成はおもに湖西線・草津線で運用されている。
 一部のモハ112のパンタグラフが増設されて2台になっている。また,1994年12月からクハ111に電気連結器が設置されて7500・7600番代に改番されている。

L編成(湖西線・草津線)
←上り方 クハ111 モハ113 モハ112 クハ111
搭載機器 RMG CpCp
番代 5700570057005750
77007700/57007700/57007750

C編成(嵯峨野線)
←上り方 クハ111 モハ113 モハ112 クハ111
搭載機器 RMG CpCp
番代 7100700070007000

2000-12-30

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