阪神と山陽は1968年4月に神戸高速鉄道が開業して以来,阪神は山陽須磨浦公園まで,山陽は阪神大石まで直通乗り入れ運転を行っていました。
1998年2月15日から乗り入れ区間が拡大され,阪神梅田〜山陽姫路を 直通特急として相互直通運転が開始され,とくに阪神ではダイヤパターンが大幅に変更されています。 この時点では特急のうちラッシュ時のほぼ全部と昼間の一部が直通特急になっています。
2001年3月10日からは直通特急運転が拡大されました。 運転本数の違いから阪神からの須磨浦公園折返し特急は残りましたが, 山陽側の特急はほとんどすべてが直通特急になっています。 なお,今回から直通特急の停車駅が増えるとともに, 神戸高速線内では各駅停車となる新たなパターンの直通特急が設定されています。
このように,現在のダイヤでは阪神と山陽の結びつきが強いため, 両社をひとつのコーナーにまとめてご紹介します。
両社は本線のほかに,阪神は阪神なんば線と武庫川線,山陽は網干線があります。
阪神武庫川線と山陽網干線は本線とは完全に独立して線内折り返しのみでワンマン運転を行っています。
阪神なんば線は,かつての西大阪線(尼崎〜西九条)を2009年3月20日に近鉄難波まで延伸したもので, 西大阪線時代は線内折返し運転のみでしたが,現在は阪神なんば線の始発列車以外の全列車が近鉄奈良線と相互直通運転を行っているほか, 快速急行が三宮〜奈良で直通運転を行っています。