英国 保存鉄道の旅 1998年7月
英国 保存鉄道の旅 その2
第4日 7月14日(火)
- さよならマン島 湖水地方へ
-
- 今日でマン島ともお別れ。まずは,フェリーでGRAET BRITAINのHEYSHAMに向かう。
天気はどんよりと重い雲が垂れ込めているが,海は穏やかで揺れもなく順調に航行する。
DOUGLAS から3時間45分,HEYSHAM に到着。
フェリーターミナルからの足が少し心配だったが鉄道の駅が併設されていた。
鉄道はフェリーの発着に合わせて1日数本だけがLANCASTER方面に運行されている。
- 2両編成のディーゼルカーに乗ってまずはLANCASTERへ。
ここで乗り換えて42分でWINDERMEREに到着。
5年ぶりに同じところに来て懐かしい。
5年前に来たときは2月だったので閑散としていたが,今回はベストシーズンということでたくさんの人で賑わっている。
- LAKE DISTRICT
-
- 駅からはだいぶん離れているがユースホステルがとても良かったので今回も泊まりたかったが,あいにく満室だったので,
駅のそばのInformationで紹介してもらったB&Bへ。
家の前にたくさん花が植えてあってきれいなところ。
- 雨が降ったりやんだりしていたが,WINDERMERE湖まで散策。
ホームメイドのアイスクリームやチョコレートの店がたくさんあり,食べながらぶらぶら。
一時,かなりの雨が降ったが,しばらくすると青空が見えてきた。
英国は全般的に天候の変化が激しい。
一日のうちで必ず雨が降るし青空も見られる。
- レストランで夕食をとったあとパブへビールを飲みに行く。
英国といえばやはりパブも忘れることはできない。
マン島のときを含めて英国に来て毎日だ。
5年前のときにはロンドンでしかパブに行かず,そのときのパブの印象と言うとずいぶんにぎやかなことだったが,
マン島とここのパブはわりと静かなように思い,イメージ違った。
第5日 7月15日(水)
- LAKESIDE and HAVERTHWAITE RAILWAY
-
- 今日も天気は晴れたり曇ったり。船着場のあるBOWNESSまで歩いてそこからまずは観光船で湖をクルーズ。LAKESIDEへ向かう。
- LAKESIDE から保存SL鉄道LAKESIDE and HAVERTHWAITE RAILWAYがHAVERTHWAITEまで運行されている。
客車はすべてコンパートメントで,5両ほど連結されており,とてもゆっくりとした速度で走る。
終点HAVERTHWAITEにはたくさんの廃車体が置かれていた。今後復活させていくだろうか。
また,鉄道のキーホルダなどお土産が売っているショップもある。
- 少々あわただしかったが,そのまま折り返しの列車に乗ってLAKESIDEに戻る。
牽引機は,HAVERTHWAITEまでは逆向きであったので折り返しLAKESIDE行では正規の方向で引張っていく。
- LAKESIDE・BOWNESS
-
- LAKESIDEでAquarium of the Lakes(水族館)を見てから再び船でクルージングしながらBOWNESSに戻る。
- 湖水地方といえばやはり。ピーターラビット。
BOWNESSのWorld of Beatrix Potter AttractionではBeatrix Potterの作品に出てくる動物たちとBeatrix Potterの一生と作品の紹介の展示とフィルムがある。
Beatrix Potterの生き方だけでなく,英国で盛んなナショナル・トラスト運動についても知ることができる。
- この後,天気も晴れてきたので湖沿いを散策。
- 今日は相方が疲れていたので,夕食をとったあとは,初めてパブに寄らずに真っ直ぐにB&Bへ。
第6日 7月16日(木)
- ハワースへ
-
- 今日は湖水地方にわかれを告げ,「嵐が丘」の舞台であるHAWORTHに向かう。
WINDERMERE からいったんLANCASTERに戻り,乗り換えてKEIGHLEYへ。
ここからはKEIGHLEY & WORTH VALLEY RAILWAYという保存SL鉄道にHAWORTHまで乗って行く。
ボランティアによって運行されつづけて30年だそうだ。
このSL列車ものんびりと走る。距離が短い分ゆっくり走るのでじゅうぶん楽しんで・・・ということかな。
それでも18分でHAWORTHに着いてしまう。
この駅には鉄道に関する本と雑誌がたくさん売っているショップがあった。
- HAWORTH YH
-
- まずYouth Hostelに行って荷物を置いてからHAWORTHを歩くことにする。
何も考えずに急坂を登って町の中心のほうに行ってしまったのは失敗だった。
YHはまったく逆方向。
重い荷物を背負いながらまた道を戻ってYHに向かう。今回の旅で初めてYHに泊まる。
街の中心から離れているが,古城の建物をYHとして使っているのがいい。
- MOOR
-
- 再び街の中心地へ。スコーンとティーを味わいながらひと休み。
そして「嵐が丘」の源となった?(私は本を読んでないし映画も見てないのでよくわからないが・・・)ムーア(MOOR 荒野)を歩く。
ブロンテの滝とブロンテ・ブリッジまで行こうとして結構歩いたが,ひたすら続くムーアにどちらに行けばよいのかわからなくなり,途中で Give up 。
また街に戻ってブロンテ博物館へ。ほかのひとが食べているのを見てたまらなくなり,またアイスクリーム。まだまだ,陽は高いが夕食の時間。古城のYHに戻る。
英国の旅 TOPへ
その1
その2
その3
英国 保存鉄道の旅
海外の鉄道
神戸鉄道資料館