月別アーカイブ: 2015年9月

【南海】7000系引退

気がつけば9月も今日で終わり。
同時に南海の7000系も今日で営業運転終了でした。

私が南海に乗ることは今も昔もほとんどないのですが,かつて数年間ほぼ毎日,「国鉄」天王寺で大阪環状線~阪和線を乗り換えていたことがありました。当時,天王寺駅の片隅には今はなき南海天王寺支線の乗り場があって,単行の南海電車の車両がぽつんと停車しているのをよく見たのが記憶に残っています。
その頃はあまりにも日常の姿だったので写真を撮ってなかったのが今となっては悔やまれます。

当時の南海の塗色は緑色のツートンカラー・・・それからしばらくして天王寺支線は廃止され,その後,車両の塗色も変わりました。

10年前,創業120周年記念で7000系6両編成1本が旧塗色になったということで初めて南海を撮影に行ったときのものが・・・

南海創業120周年記念旧塗色7000系

南海7000系リバイバルカラー(南海創業120周年記念)

それから早くも10年。創業130周年で10000系とセットで7000系が再びリバイバルカラーとなりました。しかし,同時に7000系引退を記念するものでもあるとのこと。最後の花道として,両編成を連結して特急サザンとして走りました。
かつて毎日のように見ていた車両とは形式は違いますが,片開き4扉2段窓の緑色の車両を見納めに・・・

南海創業130周年記念・7000系引退記念旧塗色7000系

南海7000系リバイバルカラー(南海創業130周年記念・7000系引退記念)

10000系も側面の窓が揃っているのはこの1編成だけになってしまったようですね。

南海創業130周年記念旧塗色10000系

南海10000系リバイバルカラー(南海創業130周年記念)

【JR】特別なトワイライトエクスプレス

大阪~札幌で走っていた本来のトワイライトエクスプレスが運行終了したのは半年ほど前の2015年3月。
トワイライト用客車3編成から,展望スイート1両を含むA個室車4両のほかサロンカーと食堂車,乗務員用としてBコンパートメント車,電源車を集めて カニ24+オハネフ25+スシ24+オハ25+スロネ25×3+スロネフ25の8両1編成を組成し,特別なトワイライトエクスプレスとして運転されているのは今更言うまでもないと思いますが・・・

まずはJR神戸線を走るEF65PF牽引の特別なトワイライトエクスプレス。
PF牽引のトワイライトはこれまでも団臨で運転されたことが何度もありますが,今回からは特別な編成・・・

EF65PFが牽引する 特別なトワイライトエクスプレス

特別な「トワイライトエクスプレス」(EF65PF牽引)

この写真,見た感じ線路敷地内から撮ったようにみえなくもありませんが,フェンスで仕切られた線路敷地外で誰でも普通に歩けるところです。(念のため・・・)

続いてDD51重連が牽引する特別なトワイライトエクスプレス山陰コース。
DD51重連牽引のトワイライトと言えば,北海道内で青いDD51によるものは普通の姿でしたが,国鉄色DD51重連となれば,これまでにも運転されたことはありますが私にとっては未撮。とりあえず距離的にもっとも手近な場所で・・・

DD51重連が牽引する特別なトワイライトエクスプレス

特別な「トワイライトエクスプレス」(DD51重連牽引)

といっても超メジャーな場所だけにある意味たいへんでした。
せっかく山陰線の日本海沿いを走るので,その様子を撮りに行きたいところですが,いろいろな意味でたいへんそう・・・とちょっと二の足を・・・

【国鉄】急行あおもり(1985年)

今夜(2015年9月4日),横浜から青森までの団体列車「583系あおもり号」が運転されたようですね。
「あおもり」号といえば,JRになってから583系などで大阪~日本海縦貫線~青森のルートで運転された臨時急行「あおもり」を思い出される方も多いと思いますが,国鉄時代には今ではビックリなルートで運転されていました。

ちょうど今から30年前となる1985年とその翌年1986年の8月,北海道へ向かう私は名古屋から米原を経由し,日本海側を走り続けて青森まで走る臨時急行あおもり号に乗りました。名古屋を夜遅くに出て翌日午後遅くに青森に到着するという実にのんびりした列車。12系客車で8両くらいだったと思いますが,一人で1ボックスを余裕で確保できる乗車率でした。
羽越線の風光明媚な日本海沿いを日中に走ったので飽きることはありません。30分くらいの長時間停車がいくつもあって体をほぐしに駅前通りを散歩したものです。

終着青森到着時の牽引機はED75 777号機。

国鉄時代臨時急行あおもりを牽引してきたED75 777号機

国鉄時代臨時急行あおもりを牽引してきたED75 777号機(1985年)

今もJR東日本で現役ですね。

元々は高校生時代に急行きたぐにに青森まで乗って,じっくり時間をかけて北海道へ行きたいと思っていたのですが,1982年に新潟までに短縮されてしまいました。「あおもり」なら同じくらいの時間をかけて運転されるということで,わざわざ名古屋まで行って乗車したものです。今でもそうですが,随分物好きでした・・・

臨時急行あおもり号青森行12系客車

臨時急行あおもり号青森行12系客車(1985年)

そんな夜行列車ももう風前の灯火。寂しいです・・・・・

【阪急】5146Fの変遷

昨夏に続いて阪急5100系が2015年8月22日深夜(23日未明)に阪神尼崎まで自力回送されたそうです。
今回は5146×8R。
前回の5136×8Rと同様に,この編成の履歴をわかる範囲で纏めてみます。
(参考:阪急鉄道同好会報・阪急電鉄鉄道ファンクラブ会報)

変遷と言っても,5146×8Rは新造時から現在まで1度も編成替えがなかった唯一の編成のようです。

1985年頃の編成は(新造時から?)

Mc-T-T-Mc’+Mc-T-T-Mc’
+5146-5690-5677-5147+5148-5692-5679-5149+

運行標識板時代の5146×8R

運行標識板時代の5146×8R

中間に入っているMc’5147とMc5148の連結部も自動連結器でした。

1986年に5100系では最初に表示幕化改造が施工されました。

Mc-T-T-Mc’=Mc-T-T-Mc’
+5146-5690-5677-5147=5148-5692-5679-5149+
( = は 電気連結器付密着連結器  + は自動連結器  – は半永久連結器)

Mc’5147とMc5148の前面は改造されずにに原形のままで残っていますが,自動連結器から密着連結器に変更されています。

種別・行先表示幕化改造後の5146×8R

種別・行先表示幕化改造後の5146×8R(宝塚線特急)

2004年3月にはリニューアルが施工され,外観上はクーラーのキセを変更,側面ドアの窓が拡大されています。

リニューアル後の5146×8R(宝塚側5149)

リニューアル後の5146×8R(宝塚側5149)

以降,編成・外観ともに大きな変更がなく現在に至りました。

リニューアル後の5146×8R(梅田側5146)

リニューアル後の5146×8R(梅田側5146)

おそらくMc’5147とMc5148は本線で先頭に立って走ったことがないのでは?