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【山陽】Last Runヘッドマーク(復刻塗装3030F)

山陽電鉄では2016年から新形式車両6000系が新造され,同年4月27日から営業運用を開始,以降も増備されており,それに伴い3000系が順次引退しています。

鋼製未更新編成として2019年7月に最後の定期検査出場時に旧標準色ツートンカラーに復刻された3030F(3030-3031-3505-3615)は,山陽電車公式SNSで Last Run ヘッドマークが2021年5月6日から5月21日まで掲出されることが予告されていましたが,新型コロナウィルスによる緊急事態宣言継続のためヘッドマークの掲出は中止となり,2021年5月21日に普段どおりの姿で通常営業運用を終えました。

しかし,当初5月29日の予定から6月26日に延期された「3030号さよなら記念貸切列車」イベントでは,通常営業運用末期に掲出される予定だった Last Run ヘッドマークを掲出。

Last Run ヘッドマーク掲出 山陽電鉄3615号車

Last Run ヘッドマーク掲出 山陽電鉄3615号車(3030号さよなら記念貸切列車)

東須磨から途中明石までは別れを惜しむようにゆっくりとした足取りで,終着駅東二見に向かいました。

Last Run ヘッドマーク掲出 山陽電鉄3030号車

Last Run ヘッドマーク掲出 山陽電鉄3030号車(3030号さよなら記念貸切列車)

2年間,ヘッドマークも季節にあわせた復刻版を掲げたり,時には3両編成になって更に注目を浴びながら走ってきました。
山電を日頃利用しているときに思いがけず復刻ツートンカラーを見かけると何か幸せな気持ちになれたものでした。そのささやかな幸福感ももう期待できないのかと思うと寂しいですね。