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複数線区を直通する列車

【阪急】嵐山直通臨時「さがの」(2019年秋)

2019年秋の阪急電鉄嵐山直通臨時列車は,この年1月19日からの京都線新ダイヤに合わせて変更された2019年春の臨時ダイヤと同様に運転されました。
11月16日から28日まで,土曜日と休日には大阪梅田~嵐山を直通する快速特急が各日3往復,火曜日~木曜日には神戸線西宮北口~嵐山で直通特急が「京とれいん雅洛」により各日1往復運転されました。

土休日の嵐山直通臨時列車に掲出される「さがの」ヘッドマークは,春と同じデザインをベースとしながらも秋模様となりました。(春の「さがの」はこちら
昼間の間合い運用で嵐山線内(桂~嵐山)普通で運転される際もヘッドマークを掲出したままです。

阪急嵐山直通臨時列車さがの2019年秋8300系

【阪急】嵐山直通臨時列車「さがの」2019年秋8300系

嵐山線内は最長6両編成で,通常は6300系4両編成で運転されています。
行楽シーズン多客時に運転される嵐山直通臨時列車と,その期間中の嵐山線内折り返し普通列車は早朝・夜間を除いて6連で運用されています。近年は直通臨時列車を含めて京都線系で6連で運用されるのは殆どが8300系で,7300系が6連で運用されるのは非常に珍しいことでした。
同期間中の昼間に運転される線内折り返し列車2編成のうち,1編成は朝夕の臨時列車「さがの」に充当される3編成のうちの1編成の間合い運用,もう1編成はほぼ終日にわたり線内折り返し列車に運用される6連が充当されますが,今シーズンは7300系7321Fが後者に就きました。

阪急嵐山線内折り返し普通列車行楽シーズン6両編成 2019年秋7300系

【阪急】行楽シーズン嵐山線内折り返し普通列車6両編成(2019年秋7300系)

通常7321Fは大阪梅田方に7323-7353を増結した8連で本線運用に就いていますが,今春にも増結2連を切り放した6連で臨時直通列車「さがの」に充当されていました。しかし,この時はヘッドマークが掲出されているため前面の車番が隠れていましたが,今回は堂々と車番が見られる状態での運転となりました。

【阪急】嵐山直通臨時「さがの」(2019年春)7321×6R

2019年1月19日に阪急電鉄京都線のダイヤが変更されましたが,行楽シーズン臨時ダイヤも変更となり,嵐山への直通臨時列車が縮小されました。

平日は2018年春秋と同じく西宮北口~嵐山で直通特急が運転されましたが,車両は,休日ダイヤで梅田~河原町で快速特急として運転される京とれいん雅洛7006×6Rが使用され,グレードアップしました。

休日では嵐山直通列車は梅田~嵐山の快速特急「さがの」3往復となり,高速神戸との「あたご」・宝塚との「とげつ」・天下茶屋との「ほづ」・河原町との「おぐら」はなくなりました。

2019年春には7300系2+6の8連が久しぶりに分割されて6連となり,ヘッドマークも新しくなった「さがの」のうちの1往復に連日運用されました。

阪急嵐山直通臨時列車さがの2019年春7300系

【阪急】嵐山直通臨時列車「さがの」2019年春7300系

「さがの」に運用された7300系は7321×6Rで,昼間は嵐山線内折り返し列車にも入りました。

【阪急】特急日生エクスプレス運行20周年ヘッドマーク

阪急宝塚線梅田と能勢電鉄日生中央とを直通する特急日生エクスプレスが, 1997年に運行開始して2017年11月17日で20周年となるのを記念するヘッドマークが掲出されています。

掲出されたのは・・・

阪急所属1009×8R・・・

特急日生エクスプレス運行開始20周年記念ヘッドマークを掲出する1009×8R(1009側)

阪急~能勢電 特急日生エクスプレス運行開始20周年記念ヘッドマーク(梅田方)

阪急所属8006×8R・・・

特急日生エクスプレス運行開始20周年記念ヘッドマークを掲出する8006×8R(8106側)

阪急~能勢電 特急日生エクスプレス運行開始20周年記念ヘッドマーク(宝塚方)

そして,能勢電鉄所属(かつて阪急所属)6002×8Rでしたが,6002Fは撮影できませんでした。

阪急所属車は2017年10月1日から11月30日まで, 能勢電鉄6002×8Rに2017年10月1日から検査入場のため11月5日までの掲出でした。

梅田方と宝塚方では同じデザインながら色が異なりますが,3編成ともそれぞれ同じヘッドマークとなっています。

能勢電鉄では他の車両にも特急日生エクスプレス運行開始20周年記念のヘッドマークが掲出されたようですね。

【津軽海峡鉄景色】~03~函館行日本海

青函連絡船なき後,初めて青函トンネルを通ったのは函館まで行くようになった日本海で渡道したとき。

青森で牽引機が青函区間専用機ED79に交代します。

ED79「日本海」函館行

ED79「日本海」函館行・・・まだ青函連絡船の設備が残る青森にて

この時,青森駅では連絡船の設備が撤去作業中でしたが,まだ一部が残っていました。

青函トンネルを通って北海道に渡っていた日本海1・4号は,残念ながら2006年3月に運転区間が大阪~青森に短縮されています。

【阪急】わたせせいぞう氏ラッピング列車(HMなし嵐山臨時)その2

前に撮影した,わたせせいぞう氏が描いた阪急電鉄神戸線沿線観光スポットをイラストにしてラッピングした編成(7017×6R)の写真の出来がいまひとつだったので,先週末にリベンジしてきました。

阪急7000系わたせせいぞう氏観光スポットイラストラッピング列車7017×6R(ヘッドマークなし)

【阪急】わたせせいぞう氏ラッピング列車7017×6R(HMなし嵐山臨時)

場所を変え,持っているレンズの中でもっとも広角で,できる限りサイドから撮影。
少しはイラストの雰囲気がわかるようになりましたでしょうか?

【阪急】直通特急「とげつ」・・・7001×6R

ラッピング編成の高速神戸発直通特急嵐山行の次の臨時列車としてやって来た宝塚発今津線経由の直通特急嵐山行は,嵐山直通臨時としては新顔の7001×6R。
この編成は元々鋼製車6連で新製されましたが,アルミ製T車2両を組み込んで8連化,長らく8連で運用されていましたが,アルミ製T車を他編成に供出して元の6連に戻っています。

直通特急「とげつ」嵐山行7001×6R

直通特急「とげつ」嵐山行 7001×6R

ヘッドマークに隠れて前面の車番が見えませんが,この編成が7001×6Rであることがわかるポイントは・・・
7003以降は列車無線のアンテナが前のパンタグラフのさらに前にあるのに対して,7000~7002の列車無線アンテナは1台目と2台目のクーラーの間にあり,この写真のアングルではアンテナが見えません。
そして7000と7002は8連ですし,両編成ともクーラーがステンレスカバーのタイプに更新,客室ドアも窓が拡大されているものに交換されています。
これらから,写真の編成は7001×6Rであることが確定できます。

これまでの嵐山直通臨時列車は,普段2+6の8連で運用されている編成を分割した6連を使用していたので,6連の梅田方先頭車前部には転落防止幌取り付けステーがありました。
7001×6Rは,8連だったときに2連を増結して10連で運転されたとき以外は常時単独で運用されている編成ですので,ステーがないすっきりした顔となっています。

以上,蘊蓄たらたらでした・・・(^^;)

【阪急】わたせせいぞう氏ラッピング列車(HMなし嵐山臨時)

阪急京都線の京都名所旧跡ラッピング列車「古都」につづいて,11月1日から神戸線と宝塚線にもラッピング列車が走り始めました。
神戸線は,わたせせいぞう氏が描いた神戸線沿線の観光スポットのイラストで8032×2R+7017×6Rにラッピング。
11月14日から走り始めた嵐山直通臨時列車では,7017×6Rで高速神戸~嵐山の直通特急に運用されています。

阪急7000系わたせせいぞう氏観光スポットイラストラッピング列車7017×6R(ヘッドマークなし)

【阪急】わたせせいぞう氏ラッピング列車7017×6R(HMなし嵐山臨時)

残念ながらこのアングルでは,どんなイラストかさっぱりわかりませんが・・・
写っている側の側面の車番が車端にステッカー貼りとなっており,さらに7017号車は本来の切り抜き車番が完全に撤去されているように見えるのですが・・・(まだこの撮影の瞬間しか見ておらず,現物をじっくり見たわけではないのですが,この写真を拡大して見た限りではそのように見えます。)

近年は「あたご」のヘッドマークを掲出していた運用ですが,今回はヘッドマークはありません。
現在,このラッピング列車の愛称を募集中で,来年3月からその愛称のヘッドマークを掲出するそうです。

【阪急】京都名所旧跡ラッピング「古都」(嵐山臨時)

阪急京都線の京都名所旧跡ラッピング列車の愛称が「古都」と決まり,それまでラッピングのなかった中間車(2・4・5・7両目)にも「古都」ラッピングが施されるとともにヘッドマークも掲出されて,3月28日から運用されているようです。

予想通り,行楽シーズンには6連で嵐山直通臨時列車で走っています。その中でも,通常は「さがの」ヘッドマークを掲出して,梅田~嵐山の快速特急の他,嵐山~河原町の快速特急,そして昼間はずっと桂~嵐山の普通列車でも走るサービス精神旺盛な運用に充当されています。ということで,先日,休日に行ってまいりました。

阪急8300系京都名所旧跡ラッピング列車8313×6R(古都ヘッドマーク)

【阪急】京都名所旧跡ラッピング列車「古都」8313×6R(嵐山臨時)

今回は,何れも嵐山線内普通列車のものですが,嵐山ということで,通常は中間に入っている嵐山・嵯峨野ラッピングをアップにしたものと,未だ撮れてなかった河原町・嵐山方先頭車の洛東ラッピングをピックアップしました。

阪急8300系京都名所旧跡ラッピング列車8413×6(古都ヘッドマーク)

【阪急】京都名所旧跡ラッピング列車「古都」8413×6(嵐山臨時)

京都線で河原町方・嵐山方を先頭にして順光で撮れる所って,なかなかないので,この機会を待っていました。

【阪急】宝塚線ダイヤ改正で消滅する列車

2015年3月20日の阪急の最大の話題は,2300系の定期運行終了でしょうか。
一方でその翌日2015年3月21日から阪急宝塚線でダイヤ改正となりますので,3月20日でラストとなるものもあります。

日生エクスプレスはこれからも運転されますが,朝ラッシュ時に川西能勢口で2両増結して宝塚線内を10両編成で走るのは3月20日が最後です。

10両編成の日生エクスプレス

10両編成の日生エクスプレス 8042×2R+6006×8R(2009年12月)

また,通勤急行も朝ラッシュ時に宝塚発で運転され,雲雀丘花屋敷で2両増結して10両編成となる列車もありましたが,急行に集約されて宝塚線から通勤急行という種別そのものが消滅してしまいます。

10両編成の宝塚線通勤急行

10両編成の宝塚線通勤急行 7033×2R+6007×8R(2011年12月)

さらに阪急では宝塚線だけに存在していた通勤準急も消滅です。

通勤準急 3060×8R

通勤準急 3060×8R(2006年12月)

代わって,朝ラッシュ時に通勤特急が川西能勢口発の10両編成で運転されるようになります。
本線での増結はなく10両固定編成で運転されるようで,6000系の梅田方先頭車に転落防止幌用ステーが取り付けられた編成が現れています。

【阪急】標識板時代の嵐山もみじ臨時急行

かつて標識板時代,紅葉シーズンに運転されていた直通臨時列車は,梅田~嵐山の臨時急行。
標識板は,もみじの形を模った専用のもの。
また,急行といっても,この頃の停車駅は今の快速急行と同じ,梅田~桂では今の特急とも同じです。

もみじデザイン臨時急行梅田~嵐山の標識板を掲出する2300系6連

もみじデザインの急行梅田~嵐山の標識板を掲出する2300系6連(1984/11/14)

車両も,当時6両編成で運転されていた普通列車用の2300系や3300系が主流だったと思います。
写真の編成も2300系6両で大きな菱形パンタグラフを6丁も上げていて,見応えがありました。

梅田駅ホームから見るこの光景も,今は変わりましたね。