カテゴリー別アーカイブ: JR西日本

【国鉄】急行あおもり(1985年)

今夜(2015年9月4日),横浜から青森までの団体列車「583系あおもり号」が運転されたようですね。
「あおもり」号といえば,JRになってから583系などで大阪~日本海縦貫線~青森のルートで運転された臨時急行「あおもり」を思い出される方も多いと思いますが,国鉄時代には今ではビックリなルートで運転されていました。

ちょうど今から30年前となる1985年とその翌年1986年の8月,北海道へ向かう私は名古屋から米原を経由し,日本海側を走り続けて青森まで走る臨時急行あおもり号に乗りました。名古屋を夜遅くに出て翌日午後遅くに青森に到着するという実にのんびりした列車。12系客車で8両くらいだったと思いますが,一人で1ボックスを余裕で確保できる乗車率でした。
羽越線の風光明媚な日本海沿いを日中に走ったので飽きることはありません。30分くらいの長時間停車がいくつもあって体をほぐしに駅前通りを散歩したものです。

終着青森到着時の牽引機はED75 777号機。

国鉄時代臨時急行あおもりを牽引してきたED75 777号機

国鉄時代臨時急行あおもりを牽引してきたED75 777号機(1985年)

今もJR東日本で現役ですね。

元々は高校生時代に急行きたぐにに青森まで乗って,じっくり時間をかけて北海道へ行きたいと思っていたのですが,1982年に新潟までに短縮されてしまいました。「あおもり」なら同じくらいの時間をかけて運転されるということで,わざわざ名古屋まで行って乗車したものです。今でもそうですが,随分物好きでした・・・

臨時急行あおもり号青森行12系客車

臨時急行あおもり号青森行12系客車(1985年)

そんな夜行列車ももう風前の灯火。寂しいです・・・・・

【JR北陸地方】北越(485系1500番代T18編成国鉄色)

屋根上前照灯が2灯で四ツ目が特徴の485系1500番代は国鉄時代に北海道用として耐寒耐雪強化された車両。「いしかり」として函館本線を走りましたが,さらに北海道に特化された781系にバトンタッチして本州に戻りました。
本州でも雪の多い地域で走り,最後まで四ツ目オリジナルの姿で残ったのはJR東日本新潟車両センターT18編成のクハ481-1508,おもに特急「いなほ」・特急「北越」・快速「くびき野」で運用,塗色も最終的に国鉄特急色に蘇りました。

ところで,JR西日本の489系ボンネット編成により運転されていた夜行急行「能登」が臨時化されてからは,JR東日本の国鉄特急色で客室灯減光対応のK1・K2・T18編成が臨時急行「能登」に充当されました。能登に運用する車両は北越8号・3号で新潟車両センターと金沢との間の送り込み・返却が行われたため,臨時「能登」前後の北越8号・3号が国鉄特急色編成確定となります。それを利用して撮影したのが・・・

485系国鉄色1500番代T18編成北越

485系T18編成(国鉄色1500番代)北越(2010年5月)

485系1500番代T18編成の北越3号です。

臨時「能登」運転終了後も「いなほ」・「北越」・「くびき野」などで運転されてきましたが,2015年5月30日の「ありがとう485系国鉄色号!」がラストランとなってしまったようです。

【JR北近畿エリア】381系振子ビフォーアフター

5月22日にJR各社から夏の臨時列車運転計画が発表されました。
北近畿エリアでは,こうのとり7号・22号(新大阪~福知山)がお盆と9月の5連休に天橋立まで381系6両で延長運転されるようです。
いよいよ福知山電車区287系と同じ色の289系が姿を現したようで,営業運用開始時期とそれによる381系の去就が気になりますが,少なくとも9月23日までは381系も残っているようです。秋以降のカニシーズンに残っているかどうか・・・というところでしょうか?

さて,381系はご存知の通り振り子機能付き電車ですが,その機能を最大限発揮する(振り子角度5°)には架線など地上設備も対応する必要があるそうです。しかし,北近畿エリアでは地上側は対応しておらず,以前は振子機能を停止して走っていました。しかしそれでは乗り心地が悪いということで,2014年6月ころから,既存の地上設備がそのままで許容される3°まで傾斜するように対応して車番も+1000の1000番代となりました。

そこで,今日は福知山線での振り子停止時と3°での動作時の車体の傾きの違いを比べてみます。

まずはこちら。少々きつめのカーブであることと,運転停車する駅手前のため,かなりゆっくりと走りますが,傾斜の違いがよくわかります。

振り子機能を停止してカーブを走る381系

BEFORE・・・振り子機能を停止してカーブを走る381系(2013年11月)

振り子角度最大3°でカーブを走る381系

AFTER・・・振り子角度最大3°でカーブを走る381系(2015年3月)

そしてこちらは高速で通過するカーブ。それほどきつくないカーブであるからなのか,高速で走るところでカントが大きくて元々傾いているからなのか,それほど大きな違いは・・・そういう目でよーく見るとちょっと傾きが違うかな?

振り子機能を停止してカーブを走る381系

BEFORE・・・振り子機能を停止してカーブを走る381系(2013年3月)

振り子角度最大3°でカーブを走る381系

AFTER・・・振り子角度最大3°でカーブを走る381系(2015年3月)

傾斜の違いがわかりやすいアウトカーブから撮影して比較できるのが残っているのはこの2か所くらいでした・・・。やっぱり,しっかり傾斜して走っているのがカッコいいですよね~

【JR北陸地方】683系8000番代スノーラビット

北陸新幹線開業によりJR西日本に移籍した元・北越急行はくたかスノーラビット編成のうち,683系8000番代車はJR西日本に移籍後も北越急行色のまま走っていたようですが,金沢総合車両所松任本所に入場してしまったそうですね。ついに683系・681系北越急行色が消滅してしまうようです。

北越急行683系8000番代はくたか クロ683-8000番代

北越急行683系8000番代はくたか Snow Rabbit Express(クロ683-8000番代)

北越急行683系8000番代はくたか クハ683-8700番代

北越急行683系8000番代はくたか Snow Rabbit Express(クハ683-8700番代)

画像は「はくたか」としてJR北陸本線時代に走っていた頃のものです。

新ダイヤになってから,スノーラビット色のままサンダーバードやしらさぎとして関西にも来たことがあるようで,ぜひこちらでも撮りたいと思っていましたが,叶わぬ望みとなってしまったようです。

【夜行列車】日本海~2012年春臨

ゴールデンウィークの頃に田植えをされるところが多いようですね。

定期運行が終了した日本海も,すぐ後のゴールデンウィークに臨時で運転されています。
GW前半に臨時日本海が運転された4月下旬。おにぎり山を臨む田圃は田植え直前でした。

水鏡に映るEF81ローズピンク牽引日本海

水鏡に映る臨時日本海

敦賀で牽引機交換の時間を利用して追っかけ。
大阪へ向けてラストスパートをかける日本海を迎え撃ちます。

大阪へ向けてラストスパートをかけるEF81ローズピンク牽引日本海

大阪へ向けてラストスパートをかける日本海

【JR西日本】287系くろしお色+こうのとり色併結

予想されていた方も多かったと思いますが,北陸新幹線開業により余剰となっていた683系2000番代しらさぎ編成が,関西の381系を置き換えることがJR西日本から公式発表されました。

元しらさぎ基本5両×12編成+付属3両×9編成の683系を直流専用の289系としたうえで組み替えて
→6両×5編成+3両×3編成→「くろしお」
→4両×7編成+3両×6編成→「こうのとり」「きのさき」「はしだて」

となるようで,
「くろしお」は381系基本6両×5編成+片側のみ先頭車の増結編成3両×3編成と同数を置き換え,
「こうのとり」「きのさき」「はしだて」は,381系基本4両×7編成+増結中間車2両×6ユニットを置き換えるようです。

いずれの線区も新たな289系と同じ編成形態の287系がすでに投入されています。
287系と289系(683系2000番代)の関係は世代的に225系と223系の関係に近く,225系と223系が併結可能なことから287系と289系も併結可能として共通運用するのかな~と勝手に想像。
そうでなくても,これまで増結編成or増結ユニットは単独では走れなかったところが,今度から基本編成と付属編成が単独で走れるようになるし,289系は付属編成×2の6両も組成できるはずなので柔軟に運用できることになりそうですね。

前置きが長くなりましたが・・・
そうすると気になるのが,今年1~3月の かにカニシーズン に実現していた287系くろしお色+こうのとり色の併結。日根野支所の くろしお色 287系付属編成が助っ人として福知山電車区に貸し出されて こうのとり色 と併結して走ったのですが・・・

287系くろしお色+こうのとり色併結こうのとり

福知山線を走る287系くろしお色+こうのとり色併結こうのとり

上記の事情により,果たして来シーズンにも混色併結はあるのでしょうか・・・?

【夜行列車】倶利伽羅越えのトワイライトExpress

トワイライトエクスプレスが今後もしばらくの間,団体臨時列車として残ると公式に発表されました。大阪~札幌でのトワイライトの廃止は車両の老朽化というのが公式の理由だったはずなのですが・・・
確かに老朽化も間違いないと思いますが,やはり北陸新幹線開業による並行在来線の第3セクターへの移行により,これらの線区に乗り入れて走らせるための様々な調整が面倒だから・・・さらに1年後には北海道新幹線開業だし・・・というのが,このタイミングで廃止の最大の理由だと思うのですが・・・

団臨で残っても,ここを走ることはもうないんでしょうね。

倶利伽羅の里を行くトワイライトエクスプレス

倶利伽羅の里を行くTwilight Express

【JR北陸地方】北越(485系T編成上沼垂色)

2015年3月13日限りで消滅した特急「北越」。

当初は大阪~新潟の特急に名付けられましたが,この区間の列車は雷鳥に譲り,最終的には金沢~新潟の特急となりました。
その中には,元々は大阪~新潟の北越が雷鳥となり,それが金沢で系統分割され,その内の金沢~新潟側の列車が北越となったものもあるようで・・・

2015年3月14日ダイヤでは,新潟とえちごトキめき鉄道となった糸魚川との間を直通する臨時快速が485系で運転されているようで,リニューアル車3000番代で組成されるR編成が充当されるみたいですね。

JR東日本485系T14編成 北越

JR東日本485系T14編成 北越(2010年5月)

国鉄特急色T18編成以外のT編成(上沼垂色)はすでに全廃となっているそうで・・・

この場所も常に撮影する人たちで賑わっていましたが,今はどうなのでしょうか・・・?

【JR北陸地方】475系急行型

2015年3月13日までJRとしての運行されてきたローカル列車で運用されてきた急行型475系は,北陸新幹線開業による一部線区の第3セクターへの移管とともに,車両自身も引退してしまいました。
トワイライトエクスプレスの運転終了,北斗星の定期列車としての運転終了など,全国区的な話題に埋もれてひっそりと引退してしまった感があります。

倶利伽羅峠を超えてゆく475系

倶利伽羅峠を超えてゆく475系

個人的には,かつて急行立山で大阪から直通運転していた富山地鉄立山まで乗ったのが初乗車,その後は,ほとんど18切符シーズンばかりでしたが,ローカル列車で随分乗車しました。
金曜日夜にムーンライトながらに乗り,土曜日に関東で撮り鉄し,その夜のムーンライト信州に乗って日曜日に大糸線のキハ52に乗車・撮影,糸魚川から北陸周りで帰ってきた時,あるいは,土曜日夜にムーンライトえちごに乗って日曜日は新潟から北陸を乗り鉄,途中で撮り鉄しながら帰って行く時,かつての急行での走りっぷりを彷彿させる韋駄天ぶりを味わうことができました。

すでにムーンライトえちごは運転されていませんし,ムーンライト信州で糸魚川まで出ても18切符だけでは乗ってこれないんですね,というセコイ話もありますが,475系のかつての急行を思い起こさせる列車に乗れなくなったのは残念です。

【JR北陸地方】681系2000番代スノーラビット

昨日(2015年3月13日)限りで運行を終えた北越急行・JR在来線としての「はくたか」。
当初はJR西日本とJR東日本の485系,そして臨時では489系ボンネット車でも運行されましたが,最終的にはJR西日本と北越急行の681系と683系に集約されました。

北越急行色681系スノーラビット

北越急行681系スノーラビット(2003年5月)

同じ681系でも帯の色が違うと雰囲気が随分違うなぁ~と思っていましたが,北陸新幹線の開業により,北越急行・JR在来線から「はくたか」が姿を消すことになり,北越急行の681系・683系もJR西日本に譲渡されてJR西日本の681系・683系と同じカラーに変更されるようです。エンジ色ラインの681系・683系は好きだったのですが・・・。
また,今日(3/14)には,JR西日本の編成と同様に方転するために北越カラーの681系も大阪界隈に来てたらしいですね。
これに限らず,結構な数の681系・683系が方転のため,やはり金沢から多数の車両が長駆大阪界隈まで回送されてきてたようで・・・

北越急行ほくほく線では在来線として最速の160km/h運転,しかも単線をかっ飛ばす「はくたか」に一度は乗ってみたかったですが・・