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北近畿地方の鉄道

【JR北近畿エリア】381系振子ビフォーアフター

5月22日にJR各社から夏の臨時列車運転計画が発表されました。
北近畿エリアでは,こうのとり7号・22号(新大阪~福知山)がお盆と9月の5連休に天橋立まで381系6両で延長運転されるようです。
いよいよ福知山電車区287系と同じ色の289系が姿を現したようで,営業運用開始時期とそれによる381系の去就が気になりますが,少なくとも9月23日までは381系も残っているようです。秋以降のカニシーズンに残っているかどうか・・・というところでしょうか?

さて,381系はご存知の通り振り子機能付き電車ですが,その機能を最大限発揮する(振り子角度5°)には架線など地上設備も対応する必要があるそうです。しかし,北近畿エリアでは地上側は対応しておらず,以前は振子機能を停止して走っていました。しかしそれでは乗り心地が悪いということで,2014年6月ころから,既存の地上設備がそのままで許容される3°まで傾斜するように対応して車番も+1000の1000番代となりました。

そこで,今日は福知山線での振り子停止時と3°での動作時の車体の傾きの違いを比べてみます。

まずはこちら。少々きつめのカーブであることと,運転停車する駅手前のため,かなりゆっくりと走りますが,傾斜の違いがよくわかります。

振り子機能を停止してカーブを走る381系

BEFORE・・・振り子機能を停止してカーブを走る381系(2013年11月)

振り子角度最大3°でカーブを走る381系

AFTER・・・振り子角度最大3°でカーブを走る381系(2015年3月)

そしてこちらは高速で通過するカーブ。それほどきつくないカーブであるからなのか,高速で走るところでカントが大きくて元々傾いているからなのか,それほど大きな違いは・・・そういう目でよーく見るとちょっと傾きが違うかな?

振り子機能を停止してカーブを走る381系

BEFORE・・・振り子機能を停止してカーブを走る381系(2013年3月)

振り子角度最大3°でカーブを走る381系

AFTER・・・振り子角度最大3°でカーブを走る381系(2015年3月)

傾斜の違いがわかりやすいアウトカーブから撮影して比較できるのが残っているのはこの2か所くらいでした・・・。やっぱり,しっかり傾斜して走っているのがカッコいいですよね~

【JR西日本】287系くろしお色+こうのとり色併結

予想されていた方も多かったと思いますが,北陸新幹線開業により余剰となっていた683系2000番代しらさぎ編成が,関西の381系を置き換えることがJR西日本から公式発表されました。

元しらさぎ基本5両×12編成+付属3両×9編成の683系を直流専用の289系としたうえで組み替えて
→6両×5編成+3両×3編成→「くろしお」
→4両×7編成+3両×6編成→「こうのとり」「きのさき」「はしだて」

となるようで,
「くろしお」は381系基本6両×5編成+片側のみ先頭車の増結編成3両×3編成と同数を置き換え,
「こうのとり」「きのさき」「はしだて」は,381系基本4両×7編成+増結中間車2両×6ユニットを置き換えるようです。

いずれの線区も新たな289系と同じ編成形態の287系がすでに投入されています。
287系と289系(683系2000番代)の関係は世代的に225系と223系の関係に近く,225系と223系が併結可能なことから287系と289系も併結可能として共通運用するのかな~と勝手に想像。
そうでなくても,これまで増結編成or増結ユニットは単独では走れなかったところが,今度から基本編成と付属編成が単独で走れるようになるし,289系は付属編成×2の6両も組成できるはずなので柔軟に運用できることになりそうですね。

前置きが長くなりましたが・・・
そうすると気になるのが,今年1~3月の かにカニシーズン に実現していた287系くろしお色+こうのとり色の併結。日根野支所の くろしお色 287系付属編成が助っ人として福知山電車区に貸し出されて こうのとり色 と併結して走ったのですが・・・

287系くろしお色+こうのとり色併結こうのとり

福知山線を走る287系くろしお色+こうのとり色併結こうのとり

上記の事情により,果たして来シーズンにも混色併結はあるのでしょうか・・・?