【阪急】5136Fの変遷

今,阪急で一番の話題は5136×8Rが,深夜ながら自力走行で阪神尼崎まで回送されたことでしょうか。
そこで,この編成の履歴をわかる範囲で纏めてみます。
(参考:某鉄道模型店で販売されていた阪急鉄道同好会報)

1985年頃の編成は(新造時から?)

Mc-T-T-Mc’=Mc-T-T-Mc’
+5136-5686-5673-5137=5138-5688-5675-5139+
( = は 電気連結器付密着連結器  + は自動連結器  – は半永久連結器)

Mc車は2パンタ車ですが,1983年頃になぜか運転台側のパンタグラフが撤去されていた時期がありました。(同時期に5300系でも同様にパンタ1台撤去編成あり。写真はあるのですが,お見せできる代物ではありませんので・・・)

朝ラッシュ時に雲雀丘花屋敷発梅田行の急行が5100系10連で運行されていた1987年2月,10連組成用2連の予備を確保するため,

Mc-T-T-Mc’=T-T=Mc-Mc’
+5136-5686-5673-5137=5675-5688=5138-5139+

という変則編成に変更。(実際に10連に使用されたことはあるのでしょうか?)
1989年に表示幕化などの改造。

5100系による10連運行がなくなると,2001年3月には元の4+4に復帰。
同時に制御器更新と車椅子スペース・開閉予告装置・車内案内情報装置の設置が竣工しています。

Mc-T-T-Mc’=Mc-T-T-Mc’
+5136-5686-5673-5137=5138-5688-5675-5139+

中間のMc’5137も表示幕が取り付けられており,2005年には

Mc-T-T-Mc’
+5136-5686-5673-5137=

の4連で箕面線折返し列車に代走していたこともあります。

箕面線代走時の5136×4R

箕面線代走時の5136×4R

それ以外,箕面線代走の殆どは5132×8Rの下り方5134×4Rのようです。

そして,専ら宝塚線と箕面線を走り続けてきた5136×8Rが,このたび,数多くの阪急車両の中で(アクシデントを除いて)初めて阪神本線を自力で走ることになったようです。